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J2&J3フットボール漫遊記
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東邦出版 |
発売年月日 | 2017/07/05 |
JAN | 9784809414961 |
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
Jリーグは93年に10チームでスタートした。以降、大きな変化を経て現在の形になっているが、現在の形自体が安定したものではない。 99年に横浜フリューゲルスと横浜マリノスが合併。合併と言えばきこえが良いが、実際にはフリューゲルスのメインスポンサーの佐藤工業のJリーグからの撤退が理由...
Jリーグは93年に10チームでスタートした。以降、大きな変化を経て現在の形になっているが、現在の形自体が安定したものではない。 99年に横浜フリューゲルスと横浜マリノスが合併。合併と言えばきこえが良いが、実際にはフリューゲルスのメインスポンサーの佐藤工業のJリーグからの撤退が理由である。バブル破綻の後の経済低迷期であったこの頃、スポンサーの撤退や、クラブの経営破綻のニュースが多かった。読売新聞の撤退によるヴェルディ、フジタ工業の撤退によるベルマーレ、清水エスパルスの経営危機等。 また、同じ99年にはJ1とJ2の2部制がスタートした。J1が16チーム、J2が10チームの計26チームである。2014年には、J3を創設。2021年シーズンは、J1が20チーム、J2が22チーム、J3が15チームの計57チームのJクラブが存在している。 Jリーグは当初からチーム名に企業名をつけることを禁止していた。プロ野球が、読売、中日、ヤクルト、ソフトバンク、日本ハム等の企業名をチーム名にしていたことと対照的であったが、Jリーグ設立当初は、それでも、Jリーグを企業PRの場として参入してきた企業が多かった。それが、上記のようなバブル崩壊後の景気低迷により、いくつかの企業がチームを持ちきれなくなり、撤退をしていった。 しかし、それは、Jリーグにとって、結果的に悪いことだったわけではない。多くの地域で、市民クラブ的な動きが起こり、上記のように、現在では日本全国に57ものプロサッカーチームが存在している。ただ、それは簡単にそうなった訳ではないのだよということを含めて、筆者はJ2・J3の18クラブを本書で紹介している。 Jリーグファン、というか、サッカーファンならとても面白く感じる本だと思う。
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Jリーグの下部カテゴリのクラブを取材した、宇都宮さんらしい本。付記でその後の情報が乗ることで取材時の目標や期待が実現したかどうかが分かるのがよい。 全国各地を取材して回っているだけに各クラブの差が見えて興味深い。こういう本がどんどん増えてくることで、サッカーが日本に文化として根付...
Jリーグの下部カテゴリのクラブを取材した、宇都宮さんらしい本。付記でその後の情報が乗ることで取材時の目標や期待が実現したかどうかが分かるのがよい。 全国各地を取材して回っているだけに各クラブの差が見えて興味深い。こういう本がどんどん増えてくることで、サッカーが日本に文化として根付いていくのだろう。 これだけの本なのに、なぜ編集部は山形の位置をしくじったのだろうか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
サッカーを主戦場とするスポーツライターで、写真家でもある宇都宮徹壱さんが、J2とJ3のうち18チームの取材をまとめたもの。『スポーツナビ』に掲載されたものもあるので、何カ所か既読感があった。 宇都宮さんのかかれたものを読んでいつも感じるのは、厳しい批評をあえて押さえた温かいまなざしだ。経営基盤の弱いところもあると思われるJ2、J3チームの運営会社。取材経験豊富な宇都宮さんなら、「おや?」と感じるところもおそらくあるのではないかと穿ってしまうが、そんな視線はほとんど書かれていない。これはどの原稿にも共通する姿勢だ。だからいつも読後感がとても良い。新刊が出ると、ついつい手にとってしまうのだ(メルマガ登録は今のところまだ悩み中だけど……)。
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