蒼のファンファーレ

古内一絵(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2017/07/01
• JAN: 9784093864725

商品レビュー

2024/12/23

競馬に詳しくないので、入り込みにくかったですが、おうまさんの躍動感や生命力が伝わってきて迫力がありました。

我が家のねこちゃん達でもいろんな性格の子がいてるので当たり前なのですが、
改めて性格の違うおうまさんたちを御する関係者の方々の愛情やテクニックに気づきました。

淡い恋心や変な風水師など絡めずに、まっすぐストーリーを展開してもらえれば、もっとよかったと思います

2024/10/26

古内一絵さんのマカン・カランシリーズが
大好きで他の本も全て読みたいと思っている。

「蒼のファンファーレ」は地方競馬の馬がGIを目指す物語。
その背景には色んな出来事があって…
馬が掛けるように疾走感がありテンポが良くてスイスイ読んだ。
競馬はテレビで見ることがあっても
詳しいところまでは知らなくて…
だけど蒼のファンファーレを読んで競走馬の宿命や中央競馬や地方競馬の現状を知ることが出来た。

それぞれの背景を知り競馬ってやっぱり凄い。
本を読んでから競馬を見ると今までと感じ方が変わるなと思った。
2017年に発売された本だけど、今読んでも熱くなれる本でした。

そして蒼のファンファーレの前作、「風の向こうへ駆け抜けろ」があることを知り、こちらもぜひ読んでみたい。

2024/10/15

風の向こうへ駆け抜けろの続編
拳を握って応援したくなった！
今回は、前回よりも個性的な登場人物たちの過去も描かれていて、人と人、馬と人との絆や一体感が更に増して面白かった。

緑川厩舎に新たにやってきた超良血馬のティエレン。その馬主の風水師がティエレンとフィッシュアイズの闘いにこだわる理由とは..
そしてG1の舞台で出会ったのはかつてフィッシュアイズにひどい調教をした人。
馬はひどいことをされたこと、それをした人をちゃんと覚えている。
瑞穂とフィッシュアイズはギクシャクしているし、その上勝負前に心乱されたフィッシュが本番でどうなるのかドキドキハラハラした。

馬には馬なりのちゃんとした心がある。
競走馬は競馬をするために生まれ、勝てない馬は淘汰されて消えていく。
だから、勝つことが馬を護ることにもなる。

続編希望！