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統合失調症のみかた、治療のすすめかた
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統合失調症のみかた、治療のすすめかた

松﨑朝樹(著者)

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統合失調症のみかた、治療のすすめかた

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中外医学社
発売年月日 2017/06/26
JAN 9784498129962

統合失調症のみかた、治療のすすめかた

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商品レビュー

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2017/11/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

読み終わってみると、統合失調症の赤本と豪語しているのも頷ける内容だった。章ごとに読み手のポジション別の到達目標が示されているのも気持ちの面で読みやすくて良い。 淡々と科学的な果実に基づいて議論を積み重ねていることは、各章末の膨大な文献リストを見るとわかる。科学的に誠実。 一知半解で扱っているかもしれない概念や症状を丁寧に切り分けていて、副作用の項目などは繰り返し読んで理解を定着させたいところだと感じた。 持効性注射剤(LAI)の章は本書で一番読み応えがあるかもしれない。私自身は、患者に対して「常に患者であってほしい」と思っているのかもしれないと気付かされた。Shared Decision Makingについてはサラッとし書かれてないけど、責任ある医療者の態度ってそういう発想にたどり着くよね、という感じ。 この本の一番いい所は、超人的治療者の不在だと思う。神田橋先生や中井先生とは対極的というか、ほんとに普通の街場の医者っぽいテイストが貫かれていて、個別のエッセンスの敷居は比較的低い印象。患者とのやりとりも普通の人同士っぽい所が良い。実際にはそういうエッセンスをこれだけ積み上げていけるのは全然普通の人ではないのだけれど(笑) その分、結論の飛躍などの項目を書きっぱなしにしていたのが少し残念。あのあたりの問題は倫理道徳的非難の対象となるニュアンスを含むと思うので、スタートが中立じゃない。ちゃんと断りを入れてほしかった。 薬物療法中心と書いてある通り心理的なテーマについては物足りなさがあるけど、治療を支える心理的配慮に関しての内容は濃い。心理療法に関してはこの本を土台にして別の本を積み上げていってもいいんじゃないかな、という感じ。 超人も絶望もないので、患者さんにも比較的読まれたい本かな、と思う。

Posted by ブクログ

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