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矢内原忠雄 戦争と知識人の使命 岩波新書1665
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矢内原忠雄 戦争と知識人の使命 岩波新書1665

赤江達也(著者)

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矢内原忠雄 戦争と知識人の使命 岩波新書1665

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2017/06/21
JAN 9784004316657

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商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

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2019/06/08

戦前戦後を大学教授という知識人として、またキリスト教の預言者として、活発に活動をされた矢内原忠雄さんの生涯とその思想を分かりやすく書かれています。生い立ちから少年時代、次第に学問への道へと向かう人生と、そのほかに人生に大きな意味を持つ信仰。迷いなくその道を進む姿は驚きで、何をもっ...

戦前戦後を大学教授という知識人として、またキリスト教の預言者として、活発に活動をされた矢内原忠雄さんの生涯とその思想を分かりやすく書かれています。生い立ちから少年時代、次第に学問への道へと向かう人生と、そのほかに人生に大きな意味を持つ信仰。迷いなくその道を進む姿は驚きで、何をもってそのようなエネルギーを持つことができるのか。戦後の東京大学で、教養学部をいまの形に築き上げたエネルギーの源は何なのか。知識人という、今はほとんど見なくなった人間の生き方を学ばせていただいた気がします。 またその知識人を、周囲も肯定的、批判的であっても認め、その周りに集うこと。知識人の言葉を聞こうという姿勢、そこに価値観を認める、その時代の空気は、いまはもう無いような気がします。あるべき姿を背中で見せる、矢内原さんの背中を見ることのできる内容だったと思います。

Posted by ブクログ

2018/10/08

「戦後を生きていたはずが、戦前の気配がただよっていた。  そのことに気がついたとき、長い間読んできた矢内原忠雄という知識人の軌跡が、新たな意味をもって迫ってきたように思う。」 と「あとがき」に著者は書いている。 私も著者と同じように感じ、矢内原忠雄の著作をぼつぼつと読み返してい...

「戦後を生きていたはずが、戦前の気配がただよっていた。  そのことに気がついたとき、長い間読んできた矢内原忠雄という知識人の軌跡が、新たな意味をもって迫ってきたように思う。」 と「あとがき」に著者は書いている。 私も著者と同じように感じ、矢内原忠雄の著作をぼつぼつと読み返している。 矢内原忠雄が何を語っていたか、訴えていたか、簡単だが、この本を通しておおくの人に知って貰えたらと思う。

Posted by ブクログ

2017/08/06

この本も、友人からもらった本。 矢内原は、神と個人が直接つながることにより、「神の国」が出現すると説いた。それは従来の国家の概念を超える国であったろう。 個人的には、「神」を「真理」や「宇宙・自然」に置き換えるとわかりやすいのだが。。。それは違うのだろうと思う。 今、世界は...

この本も、友人からもらった本。 矢内原は、神と個人が直接つながることにより、「神の国」が出現すると説いた。それは従来の国家の概念を超える国であったろう。 個人的には、「神」を「真理」や「宇宙・自然」に置き換えるとわかりやすいのだが。。。それは違うのだろうと思う。 今、世界は多様になってきている。しかし、ISや自国主義の台頭もあり、政治や宗教では多様性に背を向け、単一を目指す動きもある。 矢内原が説く「神の国」は、多様性を理解・許容し、一人一人が神と繋がることによる理想の社会の様にも見える。

Posted by ブクログ

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