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ねずさんと語る古事記(弐) 天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神
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ねずさんと語る古事記(弐) 天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神

小名木善行(著者)

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ねずさんと語る古事記(弐) 天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青林堂
発売年月日 2017/06/15
JAN 9784792605933

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ねずさんと語る古事記(弐)

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2025/10/28

原文→読み下し文→現代語訳 の順番で古事記を読んでいく やっぱり原文が載ってるがありがたい 著者は、通常の訳者なら無視してしまう原文の何気ない表記でも尊重する 例えば 僕者国神、大山上津見神之子焉、僕名謂足上名椎、妻名謂手上名椎 大山津見神なのに上という文字が入ってるが、これ...

原文→読み下し文→現代語訳 の順番で古事記を読んでいく やっぱり原文が載ってるがありがたい 著者は、通常の訳者なら無視してしまう原文の何気ない表記でも尊重する 例えば 僕者国神、大山上津見神之子焉、僕名謂足上名椎、妻名謂手上名椎 大山津見神なのに上という文字が入ってるが、これは壱巻で既に解説されてるがアクセント記号である 音読するとしたら「おおやまあ~つみの子ぞ」のようになる 同じように「あしいなつち」「てえなつち」となる。これは弱弱しく泣いているというよりかなり胸を張って堂々と発声してる また老という漢字も老人というそのままの意味に取らない。老は元々集団のリーダーという意味だ。このシーンは老人が泣いているのではなくなる 最後のシーンで足名椎の表記が足名鉄になってるのも見逃さない 八俣遠呂智も通常巨大な蛇の怪物とされているが、なら最初から八俣大蛇表記でいいじゃない、何で遠呂智という表記なのか 著者が、通常の訳者なら無視してしまう原文の何気ない表記でも尊重するのは、古事記とは太安万侶が何となく編纂したのではなく、国家を一つにまとめるという天皇の勅命で編纂が始まり、それも数十年かけてようやく完成した集大成だからだ となると、大蛇を退治したとか白うさぎを助けたとかただ何となく話を盛り込んだのではないことになる そこには、日本人が善しとする価値観、日本人が見てこれは潔い生き方だと納得すること、また特定の民族に限らず全ての人間に共通して最善と思われる国家運営の仕方(権力と権威の分離)を、神語りを通じて提示する 古事記というのはこういう書物なんじゃないかと著者はいう 子どもが楽しむための単なるおとぎ話ではない、日本国家のプロパガンダ書というのも的を外している 著者の説は独自であるが説得力もるように思える

Posted by ブクログ

2023/12/06

第四章 天照大御神と須佐之男命  第一節 須佐之男命の昇天  第二節 宇気比  第三節 須佐之男命の乱行  第四節 天の岩戸  第五節 大気津比売 第五章 八俣遠呂智  第一節 須佐之男命の降臨  第二節 遠呂智退治  第三節 草那芸之大刀  第四節 日本最古の和歌  第五節 須...

第四章 天照大御神と須佐之男命  第一節 須佐之男命の昇天  第二節 宇気比  第三節 須佐之男命の乱行  第四節 天の岩戸  第五節 大気津比売 第五章 八俣遠呂智  第一節 須佐之男命の降臨  第二節 遠呂智退治  第三節 草那芸之大刀  第四節 日本最古の和歌  第五節 須佐之男命の神裔 第六章 大国主命  第一節 稲羽の白菟  第二節 八十神による迫害  第三節 須佐之男命の薫陶  第四節 髙志の沼河比売  第五節 仲の良い夫婦  第六節 大国主命の神話  第七節 小名毘古那神  第八節 大物主神  第九節 大年神の系譜

Posted by ブクログ