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下山事件暗殺者たちの夏 祥伝社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2017/06/14 |
JAN | 9784396343170 |
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下山事件暗殺者たちの夏
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商品レビュー
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ISBN:9784396343170 。出版社:祥伝社 。判型:文庫 。ページ数:664ページ 。定価:920円(本体) 。発行年月日:2017年06月 内容紹介 HQ占領下の昭和二四年、後に〝昭和史最大の謎〟といわれる事件が起きた。七月五日早朝、下山定則初代国鉄総裁が失踪。 翌日未明、線路上で礫死体が発見された「下山事件」である。あの時、何が起きたのか……。政財界の大物、日米の諜報員と特務 機関員、警察と検察。当時の関係者の動きを小説という形で追跡し、ノンフィクションでは描ききれない真相に迫った衝撃作!。発売日:2017年06月14日 著者紹介 一九五七年東京都生まれ。日本大学芸術学部中退。二〇〇六年『下山事件 最後の証言』で日本推理作家協会賞と日本冒険小説協会賞をダブル受賞。〇七年に『TENGU』で大藪春彦賞を受賞するなど今、最注目の作家。本作では小説でしか描けない「下山事件」に迫る。著書に、『Mの暗号』(祥伝社四六判)、『デッドエンド』『WOLF』『砂丘の蛙』など。 以上アマゾンジャパン等より 久しぶりに寝る間も惜しんで夢中になって読める小説を読んだ。 下山事件については戦後の混乱期に起きた教科書にも載る事件であらましは知っていたものの、今までさほど興味はなかった。 が、3年ほど前NHKスぺシャル未解決事件で帝銀事件を扱ったことにより、松本清張の「日本の黒い霧」を読むこととなり、そこから一気に興味関心が手元に引き寄せられていった。 評論家の池上冬樹氏のすすめにより同著者の「下山事件最後の証言完全版」を読む前に読んだほうがよいということなので先にこちらを読んでみた。 最初は著者の祖父柴田豊が引き揚げてきて亜細亜産業の元同僚と再会するところから始まり、視点は柴田豊になったり、その娘の菱子になったり、下山が誘拐殺害されるまでは下山になったり、殺害後は亜細亜産業会長矢板になったり、捜査検事になったりと目まぐるしく変わるところがすこし気になったが、事件を良く調べ上げた上に良質な小説に仕上がっていると思う。 やや、状況証拠を裏付けるための筋書きになってしまっている感はあるが、下山総裁の事件当日の三越に到着する前の不審な行動も尾行車をまくためだったとすればたしかに納得がいく。 布施検事が末広旅館の女将に昨日来ていた自分の服装の質問にちゃんと答えられない長島フクもやはり怪しい。 事件後亜細亜産業は1年足らずで解散する。であれば、下山総裁を誅殺したメリットはほとんどなかったといってよいのではないだろうか。そこから考えると亜細亜産業の単独行動とは思えないのだが。 下山総裁がいなくなって一番得をしたのはだれかと言えば、共産勢力を抑え込めたGHQということになるのではないだろうか。 50年以上前の様々な説が飛び交いもう新説などでないだろうと思われた時期に世に出た作品として出色だし、構成力、取材力、筆力ともに読み応えがある。 満足度★★★★.0.7
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読み終わってから同じ著者の『下山事件 最後の証言』を読み直してみたくなる。面白かったけど、下山さん、特別悪い人でもないのに可哀そうで… そんなすごい前のことでもないのに、えらい特権社会でものすごい後進国っぽい。。日本はまたこんなふうに逆戻りしてしまうのだろうか…
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著者の「真実はこうであったろう」という私見に基づくフィクション。松本清張の黒い霧のような仕掛けで、あくまでフィクションという体で出版したもの
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