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誘惑ショッピングモール 竹書房文庫
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誘惑ショッピングモール 竹書房文庫

葉月奏太(著者)

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誘惑ショッピングモール 竹書房文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2017/06/12
JAN 9784801911079

誘惑ショッピングモール

¥495

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2017/06/15

一枚も二枚も上手な女たち

フードコートのたこ焼き屋でアルバイトする20歳の大学生主人公が向かいのアパレルショップに勤務する26歳の独身ヒロインに惚れるも機会を得ず悶々としているところへ同じくモール内で働く、同様に年上(30歳・34歳・23歳)の既婚ヒロイン3人と懇ろになっていく。タイトルからもイメージでき...

フードコートのたこ焼き屋でアルバイトする20歳の大学生主人公が向かいのアパレルショップに勤務する26歳の独身ヒロインに惚れるも機会を得ず悶々としているところへ同じくモール内で働く、同様に年上(30歳・34歳・23歳)の既婚ヒロイン3人と懇ろになっていく。タイトルからもイメージできる王道展開だと一見して思うだろう。ただ、夫が長期に不在だったり未亡人だったりの空閨で疼く体を持て余す3人なので誘惑と言えば誘惑なのだが若いツバメを見つけた「摘み喰い」のショッピングモールとも言えそうである。まぁ、それでも純朴で可愛げのある年下主人公を愛でつつ血気に逸った若気の至りを皆で慰めてあげたりもしているので関係は良好のようである。主人公の恋の行方という意味では王道展開らしくないところがある。 そして、ヒロイン達についてはもっと王道らしくない。人妻や未亡人を隠れ蓑に振る舞う巧妙にして相当な玉揃いであり、結局のところ王道なのは結末を除くストーリー展開だけであり、内実は一枚も二枚も上手なヒロインがショッピングモールのバックヤードを闊歩している作品なのである。 ここにあるのは人妻だろうと未亡人だろうと時には若い男子とアバンチュールを楽しむ大らかさであり、不貞と自覚しながらも一応の理由はあるという都合の良い理屈であろう。長らくの不在で家を任せている夫からすれば堪ったものではないが、だからと言って檻の中に閉じ込められているのは真っ平御免だと、そもそも私を放って置いているのは誰かと、そんな妻達の発奮のごとき意思、のようなものを感じなくもない。 さらに、ヒロインは最後まで王道らしくない。独身を快楽的に謳歌しようという想い人の本音が判明するに至り、最早全員が若者の手に負えるヒロイン達ではなくなり、ショックを受けながらもその身を委ねるように投じていくしかない主人公である。 しっとり風情の人妻に快活な若妻、憂いを醸す未亡人にまばゆいばかりの美貌を誇る独身とヒロインの描写は申し分なく、年の近い若妻との親し気な距離感が和みをもたらしている。意外にもモール内での官能場面は少なく、夫不在の人妻宅や未亡人宅に招かれて交合に及ぶことが多い。どうして招かれるのかに力点を置いたストーリーだからこそではあるが、終盤では3人に囲まれて次々に交わる(交わらされる?)場面があったり、独身ヒロインも交えたクライマックスでは百合っぽい要素も加えながらのくんずほぐれつな有様となっている。シンプルなストーリーだけに官能面は濃いぃと言えるが、3人の存在感によって本来ならメインとなるべき独身ヒロインが少々霞んでしまったようにも写る。

DSK

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