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遠山金四郎が斬る 幻冬舎時代小説文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2017/06/09 |
JAN | 9784344426221 |
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遠山金四郎が斬る
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商品レビュー
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「小杉健治」の長篇時代小説『遠山金四郎が斬る』を読みました。 ここのところ、時代小説が続いていますね。 -----story------------- 老中「水野忠邦」による改革で、奢侈が禁じられた江戸の町では、質素倹約により活気が失われ、盗みなどの悪行が横行していた。 ある日...
「小杉健治」の長篇時代小説『遠山金四郎が斬る』を読みました。 ここのところ、時代小説が続いていますね。 -----story------------- 老中「水野忠邦」による改革で、奢侈が禁じられた江戸の町では、質素倹約により活気が失われ、盗みなどの悪行が横行していた。 ある日、小物問屋の『風雪堂』に押込みが入る。 錺職人の「正吉」が下手人として捕えられたが、この男、何か大事なことを隠しているようで――。 北町奉行「遠山景元」、通称「金四郎」の人情裁きが冴えわたる!! 著者渾身の新シリーズ第一弾 ----------------------- 2017年(平成29年)に刊行された「小杉健治」による「遠山金四郎」シリーズの第1弾です。 ■第一章 奢侈禁止令 ■第二章 牢暮らし ■第三章 自白 ■第四章 自首 「伊助」は、兄貴分として慕っていた「辰次」を騙し、殺人の罪を着せた「彦三夫婦」を殺害する… そして「辰次」の無実の訴えを信じず打ち首にした同心の「梅本喜三郎」と岡っ引きの「利平」へ復讐するため、「彦三夫婦」殺しを隣家の「正吉」に依頼して「正吉」の犯行にみせかけて「利平」に捕らえさせ、裁きが出るころに自らが自首することにより、「梅本喜三郎」と「利平」が無実の人間を捕まえたと告発し、「辰次」のことも喋ろうとする、、、 読者には真相が判明しており、それを「遠山金四郎」がどう調べ、どう裁くのかを愉しむ倒叙ミステリー風の展開でした… 「遠山金四郎」の人情味溢れる裁きも良いのですが、それよりも、剣の達人で才知に長ける内与力の「相坂駒之助」の鮮やかな活躍に爽快さの方が印象に残りました、なぜだか本作品では桜吹雪の彫り物「遠山の金さん」ではなく、「駒之助」のトレードマークになっていましたね。 背景となっているのは、老中「水野忠邦」による改革で疲弊しきった江戸の町… そんな町を改革から守ろうと誓う北町奉行「遠山金四郎」と南町奉行「矢部定鎌」ですが、二人を邪魔に思う「水野」と御目付「鳥居耀三」の企みが嫌な感じ、、、 生活に苦しんでやむなく罪を犯した人への「遠山金四郎」の優しい目線と対照的です… でも、「矢部」がそれほど清廉潔白ではないような描き方がされているので、今後の展開が気になりますね。
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桜吹雪を背負っていない遠山の金さん。TVドラマなどのように街をぷらぷらせず、ちゃんと働く町奉行。裁く側と裁かれる側の葛藤が、どことなくドストエフスキーの「罪と罰」を感じる、お洒落な小説だった。 読みやすい文体で面白かった!
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経済音痴の金四郎 前提が間違っているから、行動にもキレがない でも、巨悪だけでなく良きエピソードで物語を進めますねえ
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