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西洋の没落(Ⅱ) 中公クラシックス
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西洋の没落(Ⅱ) 中公クラシックス

シュペングラー(著者), 村松正俊(訳者)

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西洋の没落(Ⅱ) 中公クラシックス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2017/06/08
JAN 9784121601759

西洋の没落(Ⅱ)

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2025/02/04

1. 人間の存在と意識の対立 本書では、現存在と覚醒存在の対立が強調されています。動物的宇宙においては、両者が生命の自明的な統一に結びついているが、人間の覚醒存在はこの対立を避けることができなくなっています。人間は「思考と行為」の対立を経験し、この対立が成熟した人類の歴史と文化に...

1. 人間の存在と意識の対立 本書では、現存在と覚醒存在の対立が強調されています。動物的宇宙においては、両者が生命の自明的な統一に結びついているが、人間の覚醒存在はこの対立を避けることができなくなっています。人間は「思考と行為」の対立を経験し、この対立が成熟した人類の歴史と文化において重要な要素となっています。 2. 確定と認識の役割 覚醒存在は「確定する」という概念と結びついており、これは視認の批判的活動を伴います。言語が認識の道具として機能し、因果的な問題を引き起こします。人間的な知識と生命の問題は、今や感覚的なものではなく、知識の対象となっています。 3. 死の認識と文化形成 人間は、出生と死の間の短い時間を「生命」と定義し、死に対する不安が文化や家族、民族の関係を形作ります。死の認識は人間の世界観を形成し、罪や救済の概念につながります。このように、死の理解が文化の根底に影響を与えていると述べられています。 4. 歴史と文化の相互作用 歴史は単なる因果の連鎖ではなく、各文化が自身の歴史を形作る方法を持っているとされます。異なる文化の発展はその背景にある文化的要因によって影響を受け、歴史的観察はその文化の水準を反映します。 5. 文化の進化と変化 文化が高度になるにつれて、現存在と覚醒存在の対立がその文化の重要な瞬間を支配します。また、文化の進化は古い形態との関係の中で進行し、新しい文明が古い文明を覆い隠す様子も描かれています。 6. 宗教と社会の相互作用 宗教は社会の中での個々の役割を形成し、信仰の共同体が発展します。ペルシャ教やユダヤ教、キリスト教の形成過程が詳細に述べられ、それぞれの宗教が文化や社会に与える影響が強調されています。 7. 政治と歴史の関係 国家や家族の理念が歴史の形成に重要な役割を果たし、これらの理念は文化の成長と密接に関連しています。高度文化の発展は、農民階級や市民階級との対立を通じて進行し、歴史の過程がこれらの対立を通じて完成されることが示されています。

Posted by ブクログ

2017/06/22

世界史とは何か?歴史の論理は存在するのか?起源・土地・国家・貨幣など諸文化を発展的にたどり比較分析。第一次世界大戦後の欧州中心主義に衝撃を与えた名著復刻。

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