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「維新革命」への道 「文明」を求めた十九世紀日本 新潮選書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2017/05/26 |
JAN | 9784106038037 |
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「維新革命」への道
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商品レビュー
3.4
6件のお客様レビュー
著者はあえて「19世紀日本」という言い方を選び、「徳川時代後期・明治時代」と書かなかったのには、1868年の断絶にだけ目を向けず、19世紀日本が自らの文明観を育んできたからだという。そして、荻生徂徠、本居宣長、山片蟠桃、頼山陽、福沢諭吉、竹越與三郎らの思想家たちを通観していく。 ...
著者はあえて「19世紀日本」という言い方を選び、「徳川時代後期・明治時代」と書かなかったのには、1868年の断絶にだけ目を向けず、19世紀日本が自らの文明観を育んできたからだという。そして、荻生徂徠、本居宣長、山片蟠桃、頼山陽、福沢諭吉、竹越與三郎らの思想家たちを通観していく。 個人的には最近読んだいくつかの論文のテーマがまさに重ねっており、興味深いものがあった。近世に萌芽する近代思想という視角は目新しいものではないが、本書のように非常に整理されていると改めて勉強になる。もちろん渡辺浩先生などの重要な先行研究が下敷きになっていることは強調するまでもないのだが。 その渡辺浩先生の今年6月に出た『明治革命・性・文明ー政治思想史の冒険』をまだ読み終わっていないという恥ずかしさよ・w
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黒船がやってきて尊皇攘夷運動が高まり志士が活躍して明治維新や文明開化が起こったという短絡的な歴史観に物申す作品。所謂「内憂外患」によって18世紀末から江戸幕府の崩壊危機が始まっていたというのは教科書レベルの知識ではあるが、「ロング・リボリューション」として思想史的に論じたものはこ...
黒船がやってきて尊皇攘夷運動が高まり志士が活躍して明治維新や文明開化が起こったという短絡的な歴史観に物申す作品。所謂「内憂外患」によって18世紀末から江戸幕府の崩壊危機が始まっていたというのは教科書レベルの知識ではあるが、「ロング・リボリューション」として思想史的に論じたものはこれまで目にした事はなかったので新鮮であった。 ただし、都合よく江戸の思想家と著作をピックアップして、自由主義と民主主義を謳歌している現代的視点から結論ありきで恣意的に解釈していると思える部分もあり、ダイナミックな地殻変動までは切り込めておらず、表層的な印象は否めない。これが思想史の制約であり限界でもあるので仕方ないとも言えるし、政治史や経済史とは違って実証史学から逸脱可能なある種の治外法権的側面の現れとも言えるのかもしれないが。
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難しい。 かなり歴史検証的な内容で論文を新書にした感じ。読みやすくわかりやすくしようとしていない。三浦瑠璃が面白かったと言ってたから読んだけど、知識が不足していてよくわからなかった。これだから歴史ものは
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