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物語 オランダの歴史 大航海時代から「寛容」国家の現代まで 中公新書2434
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2017/05/18 |
JAN | 9784121024343 |
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商品レビュー
4.2
9件のお客様レビュー
16世紀後半、反スペイン(ハプスブルク家)がきっかけとなり、低地諸州が結集していく様から話が始まっている。 強き皇帝がいたわけでもなく、ヨーロッパの中でもかなり独自の路線を進んでいる。そうは言いながらも、オランイェ公ウィレムが続く州総督は国父のような立ち位置であり、現在まで続く王...
16世紀後半、反スペイン(ハプスブルク家)がきっかけとなり、低地諸州が結集していく様から話が始まっている。 強き皇帝がいたわけでもなく、ヨーロッパの中でもかなり独自の路線を進んでいる。そうは言いながらも、オランイェ公ウィレムが続く州総督は国父のような立ち位置であり、現在まで続く王室へと繋がっている。中でも、41歳差の再婚というとんでもない行動に出る爺から、安定した女王が3代続くのはネタのような実話。また、かのナポレオンの弟であるルイ・ボナパルトはオランダでは「被災者の父」と呼ばれるほど、災害発生時に熱心に動いていた。 ユダヤ人にも寛容であったオランダが直面したナチスドイツ。あそこまで苦しんだ彼らが、戦後、同じようにインドネシアを苦しめる。 江戸時代に日本と大きな関係があったオランダであるが、言葉の面でここまで大きな影響があったのは知らなかった。アルコールやコンパスなど単語として定着したモノは勿論の事、近代科学の叙述を可能にする為、平易な日常語で次々と造語を作ったオランダ語を訳す事で、酸素・水素・炭素など⚪︎⚪︎+素、結膜・角膜・網膜などの⚪︎⚪︎+膜が生まれている。これは凄いな。
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17〜18世紀前半までの勢いが予想以上にすごいものだった。今のオランダは小国というイメージだが、この時代においては軍事的にも経済的にも世界の覇権を握っていた。 現代においてもオランダについても興味深い点がいくつか挙げられている。戦後オランダは寛容な国として移民受け入れに積極的だ...
17〜18世紀前半までの勢いが予想以上にすごいものだった。今のオランダは小国というイメージだが、この時代においては軍事的にも経済的にも世界の覇権を握っていた。 現代においてもオランダについても興味深い点がいくつか挙げられている。戦後オランダは寛容な国として移民受け入れに積極的だった。しかし近年では否定的な風潮に変わっている。 (後で追記、、
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かなり長い間読んでました。他のレビューにもあるように、ちょっと難しいかもしれません。学術書のような文体だと感じました。恐らくオランダ人ですらここまで知っていないのでは?という具合に詳しく中世から2017年までのオランダを説明しています。 政治にあまり興味ないので、オランダという国...
かなり長い間読んでました。他のレビューにもあるように、ちょっと難しいかもしれません。学術書のような文体だと感じました。恐らくオランダ人ですらここまで知っていないのでは?という具合に詳しく中世から2017年までのオランダを説明しています。 政治にあまり興味ないので、オランダという国の成り立ちと、東インド会社のあたりはとても面白かったです。
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