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東京自叙伝 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2017/05/19 |
JAN | 9784087455854 |
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東京自叙伝
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東京自叙伝
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
読んでるうちに「つまりこういうことでは」と疑問が生まれるのだが、最後まで読むと「やっぱりね」と思います。
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虚実内混ぜ。六人の告白は、若干冗長に感じた。戦前の描写はウクライナと重なって、なんとも。災禍が繰り返すが、人間は無力。
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坦々と江戸時代から現代までの近代史を追いかけ、歴史の分岐点の裏には常に東京そのものである私がいるという偽史もの。偽史好きなこともあり楽しく読めた。 東京の栄枯盛衰に対応して「私」も隆盛したり盛り下がったりするのがなんだか愛おしい。東京ちゃん、と呼び掛けたくなる。 著者の批評的な視...
坦々と江戸時代から現代までの近代史を追いかけ、歴史の分岐点の裏には常に東京そのものである私がいるという偽史もの。偽史好きなこともあり楽しく読めた。 東京の栄枯盛衰に対応して「私」も隆盛したり盛り下がったりするのがなんだか愛おしい。東京ちゃん、と呼び掛けたくなる。 著者の批評的な視線として、「なるようになる」という適当さを日本の近代から現代に見出しているのが興味深い。適当という補助線を引いてみると、我が国ってほんとに適当だよなと感じる。コロナウイルスの対応についても政権与党の対応が場当たり的に流されていること、数年前に本作を書いた筆者の慧眼といったところ。 また東京という都市の象徴にネズミを置いたのも、なるほどというかんじ。狭い土地に密集しアホみたいに狂乱する愚かな人間のメタファーとしてすごくしっくりくる。
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