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戦争の日本古代史 好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで 講談社現代新書2428
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戦争の日本古代史 好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで 講談社現代新書2428

倉本一宏(著者)

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戦争の日本古代史 好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで 講談社現代新書2428

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2017/05/17
JAN 9784062884280

戦争の日本古代史

¥220

商品レビュー

3

10件のお客様レビュー

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2022/11/19

対外戦争を行っていたのは古代と現代しかないというのが、世界史で見ても稀なのだなとつくづく感じる。古代にあっても戦場となるのは多くが半島であり、せいぜい九州の一部となっている。こうした現場から遠く離れたところで国としての判断がされていくという構図は、第二次大戦に繋がるものがあるよう...

対外戦争を行っていたのは古代と現代しかないというのが、世界史で見ても稀なのだなとつくづく感じる。古代にあっても戦場となるのは多くが半島であり、せいぜい九州の一部となっている。こうした現場から遠く離れたところで国としての判断がされていくという構図は、第二次大戦に繋がるものがあるように感じられてならない。 常に正しい情報が伝わらず、自分に都合のよいように解釈してしまうという文禄の役の原型がすでにここにある。 NHKの半藤さんの番組で、日本はWWⅡまで負けたことがなく、負け方を知らなかったというのを見て、古代であっても日本の国内に攻め込まれ、負けたという事実がないことが、いびつな半島への感覚を育ててしまったのだなと感じた。

Posted by ブクログ

2021/02/21

明治維新以降を除けば、日本が海外での戦争を経験したのは①5世紀の対高句麗戦、②7世紀の白村江の戦、③16世紀の朝鮮侵攻の3回である。本書の対象である古代史に限ると①②の2回になるが、著者によれば実はこの遥か昔の戦争が近代日本のアジア侵略にまで影響を与えたのだという。 古代朝鮮は...

明治維新以降を除けば、日本が海外での戦争を経験したのは①5世紀の対高句麗戦、②7世紀の白村江の戦、③16世紀の朝鮮侵攻の3回である。本書の対象である古代史に限ると①②の2回になるが、著者によれば実はこの遥か昔の戦争が近代日本のアジア侵略にまで影響を与えたのだという。 古代朝鮮は分裂と統一を繰り返し、各国は超大国中国に朝貢して冊封を受け、軍事指揮権の叙任を求めた。同時に一部の国は日本(倭)にも援助を求め、そしてその日本も中国に朝貢し朝鮮での軍事指揮権認定を求めていた。主要な舞台は朝鮮半島であったが、これに北東アジア全体が関わっていたのである。 当時、中国(宋)から新羅と加耶諸国への支配権を認められたことは、その後の日本の対外認識に極めて重大な影響を与えた。朝鮮半島を統一した新羅、ついで高麗に高圧的態度で臨み、これに新羅海賊の入冦、元・高麗軍の侵攻(元寇)が加わって新羅・高麗を敵国視する心性は否応なく増幅されていった。 一方、朝鮮にとって日本は中国の冊封を受けていない化外の地であった(李氏朝鮮は1897年まで清朝の冊封を受けている)。結局、中華帝国の下でいずれが上位かをめぐる日本と朝鮮との相剋が、現代の日韓関係にも強い影を落としているわけだ。当否を論ずる以前に、事実を「冷静に、そして正確に理解」する必要がある。

Posted by ブクログ

2020/09/01

古代日本における対外戦争の歴史、というよりは戦争も含む外交史といった趣き。この時期に形成された対外認識が、近代日本における侵略戦争の思想的淵源となったとする叙述は興味深いものがあった。

Posted by ブクログ

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