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無言宣伝 京都・北野白梅町駅頭月曜日のアサ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ウインかもがわ/かもがわ出版 |
発売年月日 | 2017/05/01 |
JAN | 9784903882857 |
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無言宣伝
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京都市長選を3回闘った井上吉郎さんが、2006年に脳梗塞を患い半身不随車椅子生活になりながらも、2013年から1人から始めた駅頭無言宣伝をしていることは、去年何処かの情報で聞いていた。 月曜日のアサ、首から「異議あり!秘密保護法」「殺すな!殺されるな!」「採決するな!戦争法!...
京都市長選を3回闘った井上吉郎さんが、2006年に脳梗塞を患い半身不随車椅子生活になりながらも、2013年から1人から始めた駅頭無言宣伝をしていることは、去年何処かの情報で聞いていた。 月曜日のアサ、首から「異議あり!秘密保護法」「殺すな!殺されるな!」「採決するな!戦争法!」などの看板をぶら下げ、だいたい7時40分から9時まで駅頭に座り続ける。やがては、1人2人、7人、時には10数人が一緒に参加するようになる。この5年間は、秘密保護法、集団的自衛権行使容認の閣議決定、安保法制立法化、沖縄への強権発動、共謀罪法など、不幸ながらも訴えることに不足したことはなかったかもしれない。 井上さんは、器用にもその全ての活動をFacebookを通じて発信し(「右腕不随意運動」を抱えているが、どのように打ち込んでいるんだろ)、またFB仲間の輪を広げている。また、駅頭を通過する人たちも、Facebookを見る限りは多くは暖かい視線があるのが特徴だ。市民も井上さんを観察して信頼し、井上さんも市民を定点観測している。「微力かもしれないが、無力ではない。」それを証明する動きが、この本の中にある。 井上吉郎さんとは、京都生協専務時代に1度だけお会いしたことがある。その時にご助言頂いた加藤周一研究へのヒントは、未だ取り組むことができていない。そのことを加藤周一死去の時にブログで書いた。あとで、実名を載せたことが気になったが、未だお断りのご連絡ができていない。加藤周一関連記事の中で、これが最もアクセス数を稼いでいて、今さら編集し直しても意味ない状態になっている。そのことのお話ができるかどうかはわからないが、ぜひ1度無言宣伝に参加したいと、今、しきりに思っている。 『居酒屋の加藤周一』白沙会世話人だった井上さんは、Facebookの中で、加藤周一の言葉を入れることが、他の作家よりも突出して多い。このような言葉も抜き出していた。 『いかにすれば、戦争を廃止できるか。個人のなし得ることは限られている、とフォン・ヴァイツゼッカーはいい、「あなたは悲観論者か楽観論者か」という問いには、3匹の蛙の比喩でもって答えた。』詳しくは1992年8月の「夕陽妄語」を見て欲しい。「できることはもがくことだけだと考えた」(悲観論者でもない楽観論者でもない)現実主義蛙だけが「容器の外に逃げた」という比喩である。もがくだけもがく、それは井上さんの実感だろうし、私の実感でもある。 2017年12月読了
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ウェブマガジン「福祉広場」編集長の井上吉郎さんが、2013年から自宅最寄駅で始めた無言宣伝を綴った本です。 毎週のFBで活動を見させてもらっていますが、改めてまとめて読むことで活動のすごさとこの数年の激動の情勢を感じることができました。月曜日の朝、北野白梅町の光景が目に浮かんで...
ウェブマガジン「福祉広場」編集長の井上吉郎さんが、2013年から自宅最寄駅で始めた無言宣伝を綴った本です。 毎週のFBで活動を見させてもらっていますが、改めてまとめて読むことで活動のすごさとこの数年の激動の情勢を感じることができました。月曜日の朝、北野白梅町の光景が目に浮かんできました。 運動には大切な要素がいくつかあります。 相手の心にひびく訴え(理論)とつながりが大切なこと・粘り強く継続させること・ローカルに展開しつつ常に全国的な動きと合流する視点が必要なこと等、この本を読んで今自分が進めていることを振り返ることにつながりました。 時代をつなぎ世代をつないでいくために、不断に普段から運動を進められるようしっかり勉強して奮闘したいと思いました。「明るく、楽しく、元気に」ですね。 お勧めの一冊です。
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