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映画評論・入門! 観る・読む・書く 映画秘宝セレクション
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 洋泉社 |
発売年月日 | 2017/05/01 |
JAN | 9784800312488 |
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映画評論・入門!
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商品レビュー
4.4
11件のお客様レビュー
これは全く思っていた本とは違った。 タイトルが「映画評論・入門!」で、副題には、「観る、読む、書く」とあるので、その様な本だと思っていた。しかし、「観る、読む、書く」に該当する部分はたったの11ページしかない。しかも、それは町山智浩氏がの書き方であって、数ある映画批評のほんの一...
これは全く思っていた本とは違った。 タイトルが「映画評論・入門!」で、副題には、「観る、読む、書く」とあるので、その様な本だと思っていた。しかし、「観る、読む、書く」に該当する部分はたったの11ページしかない。しかも、それは町山智浩氏がの書き方であって、数ある映画批評のほんの一例を紹介しただけに過ぎない。 本書の大部分を占め、著者が最も力を入れているのは、「七人の侍」、「ゴジラ」、「仁義なき戦い」など、7本の古い映画の公開当時の映画評論を集めた章である。 現在では名作として認識されている作品は、公開当時にどの様な批評されていたか? ここに興味を惹かれる方であれば、この本を読む価値があるかもしれない。 ただ、注意したいのは、資料の関係からか、著者がリアルタイムで体験していない古い映画だけを取り上げていることである。そのため、体験していれば当然感じていたであろう、当時の雰囲気や、当時は誰の評論が影響を及ぼしたかなどといった生の情報が一切ない。 著者が当時も体験していて、自分でも評論を書いた作品も何本か入れていれば、まだ良かったのだが、当時の雰囲気を肌で感じていない人が、後から評論だけを集めても、重みづけができず、結局色々な意見を並べることしか出来ていない。 体験していないから、著者独自の意見も書けない。この本は総じて、著者の視点や主張が欠けている。そのため、読みものとして面白味がない。 ともあれ、映画評論の書き方について知りたい方には全くお勧めできない本ということだけは確かだ。
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映画を見る→基本情報を探す→キネマ旬報とかのインタビューを読む 画面を見る 映画の技法を知る 構成を読み解く。
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映画評論家へのなり方とか、HowTo本なのかなと思いきや、そんなうすっぺらいものではありませんでした。 映画評論家とはそもそもなんなのか、誰も定義をしていない。筆者も最初は映画ライターと称していたが、周りから、映画評論家を名乗るように示唆されて戸惑ったと。 その逸話から、映画を...
映画評論家へのなり方とか、HowTo本なのかなと思いきや、そんなうすっぺらいものではありませんでした。 映画評論家とはそもそもなんなのか、誰も定義をしていない。筆者も最初は映画ライターと称していたが、周りから、映画評論家を名乗るように示唆されて戸惑ったと。 その逸話から、映画を評論するとはなんなのか、その微妙な立ち位置が、まざまざと立ち上がってくる。 昔の評論家から、テレビで活躍した、淀川さんはじめの歴々の方々、最近の感想系の方々まで、流れるような語り口で、映画評論の歴史にふれられぐいぐい惹きこまれます。 前半の映画評論家、映画の立ち位置に対するエピソードがやはり面白い。 高峰秀子、市川昆、とんでもなく、すごい人たちだなーと。 北野武とその評論家の戦い。 私は全く知らなかった。こういう戦いは映画を良くしますね。 後半の、今は名画と言われている映画の当時の映画評を取り上げていくのもなかなか面白い。 よくここまでの情報を集め、そしてそれを全く偉ぶらずに、権威ぶらず、フラットに語れる筆者。 さすがだなと思いました。
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