日本の隠れた優秀校 エリート校にもない最先端教育を考える 小学館文庫プレジデントセレクト

藤原智美(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2017/05/01
• JAN: 9784094700169

商品レビュー

2021/10/11

苦労して探さなくても、どんな地域に住んでいても、どんな人も、同じレベルの教育が受けられるような日本になればいいと思う。

2017/06/30

全体評価は読後に

フレーズ部分の覚書
P128 そもそも筆者自身「学校は『行くべきもの』であり、勉強は『やるべきこと』という絶対的存在だった」と言っている通り、もともと学校教育、義務教育というのは価値を理解して受けるものではなく、均一化された教育を受けた人々が作り出す社会にこそ価値があるのだから、小学生になぜ勉強するのかを問いかけ、鼻から疑問視していない子供に迷いを与えることは大人の自己満足ではないだろうか？
それぞれが学校で強制される学業に対して疑問を抱く日は来るだろう。そのときになって改めて幼稚園児のまま大人になった人々と、学校教育を受けた人々がどう違うかを想像させてみればよいのではないだろうか？

P166　自分の中でもまだ理想の形は分からない。多分自分自身が日本語と同じレベルで他の言語を操ったことがないからだろう。幼児期、低学年からのバイリンガル教育が日本語形成にどれほどの影響を与えるのか。

P210　このあたりの表現が現実のバイリンガル教育の大変さを現している。この本は美点、利点だけではなく、費用や受験面での現実も並べている点が良書と評価できる点である。