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わたしと先生の幻獣診療録(1) ブレイドC
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | マッグガーデン |
発売年月日 | 2017/05/10 |
JAN | 9784800006844 |
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わたしと先生の幻獣診療録(1)
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わたしと先生の幻獣診療録(1)
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
科学と魔術が交差する…なんて書くとあの超有名タイトルが思いつくけれど、本作で描かれているのは魔術の時代が終焉を迎え科学の時代に移り変わろうとする境目の時代。それを幻獣の医療を通して描くというのは独特の視点に思えた 魔女の家系に生まれ魔術の使い手として自分にできることを必死に模...
科学と魔術が交差する…なんて書くとあの超有名タイトルが思いつくけれど、本作で描かれているのは魔術の時代が終焉を迎え科学の時代に移り変わろうとする境目の時代。それを幻獣の医療を通して描くというのは独特の視点に思えた 魔女の家系に生まれ魔術の使い手として自分にできることを必死に模索するツィスカと科学の時代へと変わったことを理解している獣医のニコ 二人共魔術への造詣があり医療知識も有る。ただ、魔術と科学のバランスに対する認識が微妙に異なっている点が本作の面白さを醸し出しているね 認識の違いが時には衝突の原因ともなるんだけど、時には科学では救うことが出来ない幻獣を魔術で救う手立てを見出す道に繋がる事もある 時代としては魔術よりも科学が信頼を得始めた時代であり、作中描写でも幻獣を助ける際であろうと科学に基づいた医療知識を入り口としてニコは診療を行っている。けれど、リンドヴルムやサラマンダーを治す際にはむしろ科学に基づいた医療は幻獣にとって毒となる そこでツィスカが幻獣の生態に見合った医療魔術を行使することで彼らを本当の意味で助けられるという流れは良いね 特にヴォルパーティンガーの話ではその傾向を強く感じられたなぁ 科学的医療で病名は判っても、病気が何なのか判ってしまうが故に救いの手を差し伸べることが難しく、同時に延命治療の矛盾とも向き合わざるを得なくなる それをツィスカが科学的見地からすれば反則とも言えるような手法に拠って救ってしまう展開には良い意味で驚かされたな この巻を第1巻として見るならば、メイン二人の背景やどういった関係性なのかという点があまり描かれていないのは気になってしまうのだけれど、一方で背景を描きすぎないことで医療従事者としての側面を強調しているようにも思えた 話が進んでいけばどうしてツィスカがニコの元で助手を始めたのかという点も描かれるのかな?
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廃れていく魔術。それと反する医療。そこをベースに描かれている、相補的な話。 意識と無意識があるように、全てがなにかひとつの事柄で判断できて、治せるまたは修正できるわけではない。生命を救うって見えない力を信じないとできないんじゃないかな…って考えさせられる。
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