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アウトサイドで生きている
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アウトサイドで生きている

櫛野展正(著者)

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アウトサイドで生きている

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 タバブックス/JRC
発売年月日 2017/04/01
JAN 9784907053185

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商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2019/03/30

アウトサイドよりの人間として、非常に興味深く読めました。面白い、素敵な人がいっぱいいるんだな。がんばろ。

Posted by ブクログ

2018/10/07

わざとアウトサイドで生きたいと思っている人に比べて、本書に出てくる「意図せずアウトサイドにいる」人たちの表現の一途さには胸を打たれる。櫛野さんの文章も過度な煽りがなくてとてもいい。表紙のどぎつさに引いて読まないのはもったいない。

Posted by ブクログ

2018/04/23

アウトサイダー・アートとは、美術教育を受けていない人々が制作した作品で、アートとして扱われるものを指す。日本では、知的、精神障害者あるいは、精神病患者のアートと思われることも多いが、アウトサイドとは、あくまで既存のアートの外側であって、心身の非定型ではない。だから、自分をはじめと...

アウトサイダー・アートとは、美術教育を受けていない人々が制作した作品で、アートとして扱われるものを指す。日本では、知的、精神障害者あるいは、精神病患者のアートと思われることも多いが、アウトサイドとは、あくまで既存のアートの外側であって、心身の非定型ではない。だから、自分をはじめとした誰もが、アウトサイダー・アーティストになれる可能性をもっているといえる。とはいえ、よく知られた「シュヴァルの理想宮」のフェルディナン・シュヴァルや、「非現実の王国で」のヘンリー・ダーガーなど、突き抜けた個性があるのも、また事実である。そして、本書で紹介されている18人も、けして負けずとも劣らない個性の持ち主ばかりだ。その作品はどれも「極めて個人的な動機」で制作され、『見るものに「なぜ」「何のために」という思考さえ停止させてしまうほど解釈不能な独特な世界観』で構成される。はっきりいって、本人以外にその価値、意味を見出すことは難しい。しかし、その「制作にかけられた膨大な時間や尋常ならざるエネルギーの過剰さ」には敬服させられてしまう。そして同時に、羨ましく、また、心強くもなるのである。ためらうことなどない、自分たちも、もっと個性的であっていいのだと。アウトサイダー・キュレーター櫛野展正と歩く、アウトサイド探訪。「こんな生き方があったのか!」 (アウトサイダー・アートは、その制作者の生き様そのものである。ゆえに、その制作者たちと分ち難く結びついているのであり、インサイダー、いわゆる既存のアートが、ただの高額商品として、いっそ没個性的に扱われるのとも対照的であるかも知れない。) 「アウトサイダー・アーティストは自分の作品を他人に見られることを望んでいないのではないか?」「アウトサイダー・アーティストは見られることを欲している。ただし、特定の方法で。」「大英博物館やルーブル美術館に訪れて、その収奪の激しさに驚いたことがある方は少なくないだろう。植民地にあった巨大な列柱など、どうやって移動したのかすら分からない物体が「作品」として陳列されている。このように、アートヒストリーは略奪によって形成されてきた。おそらく、同様の事態がアール・ブリュットを巡って発生している。アウトサイダー・アーティストの作品を公共的な場に移動し、その行動自体を善行として誇ること。正義のアート。無謬のアート。残念ながら、略奪は進行中である。櫛野が行政の使用するアール・ブリュットという言葉ではなく、あくまでアウトサイダー・アートという言葉にこだわるのは、この略奪に抵抗するためだ。そのために、彼はクシノテラスという場のあり方を発明した。権力の名のもとに行われる略奪と暴力に満ち溢れた公共空間ではなく、アーティストの家の敷地内にありながら、可視化された場。半・公共的でありながら、半・私的でもある場。権力を否定するでもなく、私的空間に閉じこもるでもなく、両者の共存を可能にする実践の場。それがクシノテラスだ。」 解説=花房太一『世界を治癒する者』 https://togetter.com/li/1133189

Posted by ブクログ

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