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ハイン地の果ての祭典 南米フエゴ諸島先住民セルクナムの生と死
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新評論 |
| 発売年月日 | 2017/04/01 |
| JAN | 9784794810670 |
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ハイン地の果ての祭典
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
独自の文化を持つ南米のセルクナム族の祭典「ハイン」に焦点を当てた本書は、祭りの詳細やその歴史的背景を豊富な写真と共に描き出しています。1923年に撮影された写真は、奇抜なボディペイントを施した男性たちが精霊に扮し、儀式を繰り広げる様子を捉えています。著者は、祭典の参加者や関係者からの証言を基に、失われた文化の一端を生き生きと伝えています。
フエゴ諸島に住むセルクナム族は、ヨーロッパ人の侵入や感染症、そして虐殺によって急速に人口が減少し、今では純血の人々は絶えてしまいました。祭典の背景には、信仰の継承やコミュニティの絆があり、現代社会における儀式の重要性を考えさせられる内容となっています。ハインは単なる祭りではなく、文化の象徴であり、消えゆく運命にある民族の声を伝える貴重な記録です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
南米フエゴ諸島の先住民セルクナムの祭典”ハイン”の詳細を記録したもの。 多数の写真もあって貴重な資料だと思う。
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ケムール人やらメトロン星人みたいな表紙の写真は、1923年に南米最南端のフエゴ島で撮影されたものである。 ハインという祭典で、ボディペイントによって精霊に扮しているものである。 全身をボディペイントした大人数が一列になって踊っている写真なども掲載されている。 撮影したのはドイツ...
ケムール人やらメトロン星人みたいな表紙の写真は、1923年に南米最南端のフエゴ島で撮影されたものである。 ハインという祭典で、ボディペイントによって精霊に扮しているものである。 全身をボディペイントした大人数が一列になって踊っている写真なども掲載されている。 撮影したのはドイツからやってきた神父。彼は祭典のスポンサーでもあった。なにしろ祭典は数か月にも及び、その期間は生産活動は行われないので(たぶん)。 彼(や他の先行者)が残した写真と記録、そして祭典の当事者である先住民セルクナムの最後の生き残りの人々から著者がヒアリングした内容(祭典で歌われる詠唱の録音もした)が本書の素材である。 いわゆる純血のセルクナムの生き残りはもう存在せず(血を引いた人はいる)、この祭典ハインは歴史の中に消え去ったものである。 男たちが精霊に扮し、女たちはそれを男たちが演じているとは気づいていない…ことになっている。少なくともそれを口に出してはいけない。口に出した女は精霊としての男たちに殺されるのであって、現代社会の「暗黙の了解」よりももっと強い拘束力がある。 祭典において何が行われるのかを紹介するのが本書のメインの内容であるが、その前提知識が悲しい。 フエゴ島の先住民たちは、ヨーロッパ人が持ち込んだ感染症によって大打撃を受けたうえ、19世紀末には大量虐殺も行われた。 ゆえに、1923年に行われたフエゴは往時に比べて規模が小さいし、そもそも本来は夏に行われるものが冬に行われている。先住民セルクナムは夏にはヨーロッパ人の牧場の使用人として働いていたから。
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パタゴニアの端に、歴史から葬り去られたこのような民族がいたことを初めて知った。 唯一無二の固有の文化がこの地球上から消滅していってしまう過程を読み進めていくというのは、本当に心苦しい。 21世紀に入ってからも、たくさんの民族や言語、風習などが廃れ、姿を消しつつある。 ごく身近なス...
パタゴニアの端に、歴史から葬り去られたこのような民族がいたことを初めて知った。 唯一無二の固有の文化がこの地球上から消滅していってしまう過程を読み進めていくというのは、本当に心苦しい。 21世紀に入ってからも、たくさんの民族や言語、風習などが廃れ、姿を消しつつある。 ごく身近なスケールに目を向けてみても、例えばある地方の方言はもう一部のお年寄りしか話せなかったり、伝統の祭りに関するしきたりを知る人が絶えてしまったり、乱開発で自然の造形美が無残に損なわれてしまったり。 文化人類学的な物事に限らず、動物や植物の種だって然り。 愚かな人類なりに、過去の罪から学んでいくしかない。
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