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織田信長 不器用すぎた天下人
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織田信長 不器用すぎた天下人

金子拓(著者)

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織田信長 不器用すぎた天下人

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2017/05/01
JAN 9784309227009

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織田信長

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商品レビュー

3.4

8件のお客様レビュー

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2023/07/12

信長って外交センスないよね、っていう事を事例から解説している本。 それぞれの事例に対して具体的な手紙のやりとりなどを根拠に挙げながら説明している。

Posted by ブクログ

2021/08/14

今年(令和3年)GW頃に読んだ本ですが、雨降り盆休みの部屋の掃除で見つけたものです、最近は歴史の研究が進んでいるようで、織田信長の知られなかった面が明らかになっているようですね。 金子氏の膨大な研究(織田信長を裏切った武将達)をまとめて本で解説してくれています。研究者は論文執筆...

今年(令和3年)GW頃に読んだ本ですが、雨降り盆休みの部屋の掃除で見つけたものです、最近は歴史の研究が進んでいるようで、織田信長の知られなかった面が明らかになっているようですね。 金子氏の膨大な研究(織田信長を裏切った武将達)をまとめて本で解説してくれています。研究者は論文執筆は評価されても、本を出版しても評価されないので、あまり書きたがらない、と聞いたことがありますが、この本の著者である金子氏がこのような本を書いてくれるおかげで歴史ファンの私は楽しむことができて本当に嬉しいです。 以下は気になったポイントです。 ・浅井氏は、16世紀前半、近江北部の守護・京極氏に属して近江北部に拠点を築き、この地域の郡名(現在の長浜市・米原市あたり)である「浅井」を名字とした。戦国時代の近江国は、北を京極氏、南を六角氏という鎌倉時代の名族・佐々木氏の流れを汲む一族が主語として勢力と持っていた(p17) ・六角義賢に従った浅井久政は、嫡男を元服させる際に、諱の一字を貰い受け「賢政」と名乗り、妻には六角氏の家臣の娘を迎えている。しかしその後に「賢」の字を放棄し、「長政」と名乗りをあらためている。(p19) ・桶狭間の戦いの頃、信長は美濃の斎藤氏と敵対(舅・同山を殺害した義龍が病死、嫡男・龍興が跡を継いだ)、斎藤氏は浅井氏と敵対する六角氏と同盟を結んだ。浅井氏・織田氏は、それぞれ、斎藤・六角同盟を同盟を敵としていた(p22) ・信長が信玄に裏切られた理由として、強く敵視していた家康の行動(謙信との同盟)を抑えられない信長に対する不信感や、義昭・本願寺・朝倉氏の動きが活発化していたため(p65) ・信長は、他の戦国大名と接する領域にある中小領主の動向への対処、境目地域への対処が極めて甘かった、また裏切られるまでその気配に気づかない油断もある(p123) ・裏切りに対して、最初の情報だけでは信じようとせず、それが事実かどうかを確かめる慎重さを持っていた、家臣達に対して一旦は慰留しようとしている姿勢は記憶しておくべき(p152) 2021年8月14日作成

Posted by ブクログ

2021/03/31

信長という人物は様々な評価があるらしい。 外交においても猜疑心が強いという評価もあれば、どちらかというと相手を信用しすぎる、という評価もあるとのこと。 本書において様々な他国の同盟相手、家臣の裏切りの経緯が描かれる。 戦国の時代において、本書が描く信長は裏切られる瞬間まで”まさ...

信長という人物は様々な評価があるらしい。 外交においても猜疑心が強いという評価もあれば、どちらかというと相手を信用しすぎる、という評価もあるとのこと。 本書において様々な他国の同盟相手、家臣の裏切りの経緯が描かれる。 戦国の時代において、本書が描く信長は裏切られる瞬間まで”まさか裏切られるとは思っていなかった”ような反応を示しているそう。客観的に・後世から振り返れば、裏切られても仕方がない言動をしていたにも関わらず。 お人好しとまでは言わないが、油断している信長像である。 その「油断」というワード文献に残る数が室町より後、戦国時代から増えていくというのも面白かった。 本書も書いていたが、「油断」という表現が生まれるには対象の相手に対して、信頼や安心がないと出て来ないもの。それが戦国という権謀術数張り巡られそうな時代から増えるということがすごい興味深かった。

Posted by ブクログ

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