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喜連川の風 参勤交代 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2017/04/25 |
JAN | 9784041043653 |
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喜連川の風 参勤交代
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喜連川の風 参勤交代
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商品レビュー
3.3
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下野喜連川藩、藩士天野一角の生き方を描く。シリーズの第3巻。喜連川藩自体は実在の藩で、奥州街道の宿場町でもあった。宇都宮から北へ3番目の宿。今回は参勤交代で江戸へ登る天童藩と仙台藩の二重予約の顛末。時代は11代将軍家斉が隠居し家慶が将軍職を継ぐ4月。1837年。 先に天童藩の先...
下野喜連川藩、藩士天野一角の生き方を描く。シリーズの第3巻。喜連川藩自体は実在の藩で、奥州街道の宿場町でもあった。宇都宮から北へ3番目の宿。今回は参勤交代で江戸へ登る天童藩と仙台藩の二重予約の顛末。時代は11代将軍家斉が隠居し家慶が将軍職を継ぐ4月。1837年。 先に天童藩の先触れが来て宿を確保したが、時を経ずして仙台の先触れも来て、対応した用人が宿泊日をよく確認せずに文書を懐にいれ、居合わせた老中格の藩校の塾頭は「どうぞ安心して当宿をお使いください」と返答。 後になり宿泊日が同じ日なのが分かり・・ 受け付けた者は責任をなすりつけ、塾頭は大藩が泊まった方が宿が潤うと藩主・煕氏に進言。結果、天童藩に親書を携え日をずらしてもらうよう頼みに行くことに・・ 主人公の天野一角は「下士」でいくらがんばっても「上士」にはなれない家柄。職としては今でいうと係長レベルなのか、上司の意向と下からの訴えが一角に集まる。なにしろ仙台藩が泊まるので、宿をきれいに、人もみぎれいに、言葉づかいもそそうのないよう、道のでこぼこも直せ、もっと腕のいい料理人を探せ、という難題をひとつひとつこなしてゆく。 乱暴な浪人をやっつけたり、天童藩まで調整に行く、その「七ヶ宿街道」をネット検索しながら読んだ。1時間ドラマの前後回を見ているような読み心地。うまく着地します。このうまくゆきすぎ感がいい。また天童藩が織田信長の次男・信雄の子、信良の系統の藩主で幕末まで続いたというのも知り、ほほっーとなりました。 一巻には解説があり、喜連川藩は石高五千石だが、足利将軍家を祖とする名家なので十万石の家格があり、領主は国府扱い、江戸城では大大名たちと肩を並べる関が用意されていたとある。参勤交代は免除され妻子も国元で藩主と一緒に暮らしていた、とあった。 物語の中では山の上に中世に塩谷氏の城があったが、今はその麓の陣屋で政務をとっているとあった。喜連川は行ったことがあるので、なじみの地名が出ると時代が生きてくる感じがした。 本陣の二重予約が主題になっているものに、佐藤雅美の「槍持ち佐五平の首」、映画「この首一万石」1963大川橋蔵主演、がある。こちらは首とでるとおり、やるせない結末。元ネタは江戸時代に著された「半日閑話」太田南畝著と、「文化秘筆」三田村鳶魚編に載っている。ただし場所は「文化秘筆」では奥州道中の"大田原宿とか宇都宮宿とか申す宿"で、相馬藩と会津藩になっている。 2017.4.25初版
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参勤交代のダブルブッキング 五千石にして十万石並みの家格の喜連川 参勤交代で伊達家が領地の本陣を使用して くれるとなると領内が潤う! なんとかせい!天野~・・・ってわけで おもてなし大作戦が始まる 仕事が山のように集まる主任クラスの家臣
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第三弾。 今回の一角は、お疲れ、イライラ気味。 愚痴ってみたり、煙管を喫うシーンが多かったりと。 シリーズが進んで人間味が出てきた。 大藩と小藩の参勤交代の投宿をダブルブッキング。 乗り越えるために一角が走る。
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