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死に至る病 講談社学術文庫2409
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2017/04/01 |
JAN | 9784062924092 |
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死に至る病
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商品レビュー
2.3
4件のお客様レビュー
(精神的な)死に至る病である絶望・罪を治すため、理屈じゃなくキリスト教を信じよう、みたいな感じ。キリスト教に結び付けるところは、屁理屈でいいから説明してみてほしい。 訳は読みやすいと思います。
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第1編 死に至る病とは絶望のことである(絶望が死に至る病であるということ この病(絶望)の普遍性 この病(絶望)の諸形態) 第2編 絶望は罪である(絶望は罪である 罪の継続)
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セーレン・キェルケゴールによる、有名な哲学書。我孫子武丸の小説の由来になるなど、多くのところで用いられているため、誰もがタイトルだけでも聞いたことがあるだろう。内容は2部構成で、「第一編 死に至る病とは絶望のことである」「第二編 絶望は罪である」から成り、中でも前者が白眉で、まさ...
セーレン・キェルケゴールによる、有名な哲学書。我孫子武丸の小説の由来になるなど、多くのところで用いられているため、誰もがタイトルだけでも聞いたことがあるだろう。内容は2部構成で、「第一編 死に至る病とは絶望のことである」「第二編 絶望は罪である」から成り、中でも前者が白眉で、まさにタイトルどおりの論旨が展開されている。絶望をめぐる考察についてはなかなか参考になる部分も多いのだが、しかしいかんせん著者があまりにもキリスト教に傾倒しすぎていて、クリスチャンでもなければ関聯する素養もなんら持ち合わせていないわたしとしては、なかなか受け容れがたい記述も頻出しており、そこまで傑作であるとも思えなかった。とくに「第二編」では異教徒に対する攻撃が激しい。しかし、絶望とキリスト教や神の存在は、本質的には関係がないはずで、キリスト教を別段信仰しているわけではないわたし自身も、あるいは無宗教の人が多い日本人でも、絶望することは珍しくないのである。そう考えると本作の記述は冒頭から信頼ができるかどうかがいよいよ怪しく、本作は哲学書ではなく単なる宗教書ではないかという思いも頭を擡げてくる。内容が難しく、読むことに難儀したわりには、異教徒に対する罵詈雑言なんぞを読まされて、正直ガッカリしてしまった。
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