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レスキュードッグ・ストーリーズ 南アルプス山岳救助隊K-9
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 山と溪谷社 |
発売年月日 | 2017/04/14 |
JAN | 9784635171915 |
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
短編はあまり好きじゃないけどこの本は同じテーマだからなのかサクサクと読める。テロを扱った小説より面白かった。 遺書 仕事、人間関係の煩わしさから単独登山に目覚めある日遭難。登山計画を出していなかったため救助される見込みもなくケガをしたため動くこともできない。遺書を離婚した妻に書く...
短編はあまり好きじゃないけどこの本は同じテーマだからなのかサクサクと読める。テロを扱った小説より面白かった。 遺書 仕事、人間関係の煩わしさから単独登山に目覚めある日遭難。登山計画を出していなかったため救助される見込みもなくケガをしたため動くこともできない。遺書を離婚した妻に書くがその妻から救助要請がくる。遭難した事で家族を見直すきっかけとなる。 山の嫌われ者 五十六と言うおじいさん。我が強く皆の嫌われ者。北岳56回挑戦の最後の誕生日の日。あと少しで登頂というところでケガをした人に遭遇。歩ける状態ではないが今日、記念となる登頂の日。どっちを取るか。。。救助をとった五十六は次の日登頂し、救助隊は五十六のためにお祝いをする。 晴天の霹靂 雷が嫌いな山岳救助隊の横森。名誉挽回のため雷雲の中山頂目指して曽我野と2人無茶な行動をする。 そしてそのために命を失うことになりかねない事故が起こり恐怖心も大切だと身をもって知る。 神の鳥 雷鳥が絶滅する原因の一つに犬のフンなどが挙げられる。山岳救助犬もやり玉に上げられ存続の危機。 密猟が原因だったが自然形態がおかしくなっているのは事実である。 霧の中に 自分を家族の元に返して欲しくて山岳救助隊に現れる幽霊の話。 帰ってきた男 山で事故に遭い顔が判別できない状態になって亡くなる。山小屋の人も家族も服装で本人と判断し葬式の途中で帰ってくる。持ち物も血液型も一緒の死人は同じ職場の人で不正操作を知られて計画犯罪をしようと同じ服を購入し山に登るが途中で滑り落ちるという間抜けな話。 父の山 深町は仕事一徹で苦労を重ねた母親が亡くなった事で父親とわだかまりが生じていた。定年退職した父が山に登った事を知り探しにいく。親子の絆を深める話。 サバイバーズギルト 生存者の罪悪と言う意味の題名のように冬山に登る途中、相方が足を凍傷。動ける状態ではなく携帯も悪天候で濡れて使えなくなる。1人下山し助けを求めるがなくなってしまう。 罪悪感に家庭も崩壊の危機。山に登った事を知った神崎は仕事とは別で探しにいく。 辞表 リニア新幹線トンネル工事反対のデモを鎮圧するために女性や子どもを相手にしてほしいと要請。本当はそういう訓練を受けていないので拒絶できるが断りきれず神崎と星野が行くことに。あまりの横暴さに星野は止めるが逆らうなと殴られ大事となる。 周りに迷惑をかけたため辞表を提出。深町は星野が傷ついている事を知り慰める。愛が芽生えたような書き方に今後が知りたい。 向かい風ふたたび 北岳以外の山岳捜査。休暇中の星野はメイの母犬災害救助犬の理事宅へ遊びに行く。そこで要請を受けて行くが行方不明になった状況、情報が皆無のなか 捜索を開始する。 この題名と話の意味する向かい風とは何なのかわからないまま話は終わる。 相棒 進藤の山岳救援犬が末期の癌。ショックの進藤は有給を取って北岳に登りに行く。心なしかカムイが少し元気になった気がして体調をみながら登っていく。途中雪崩に遭遇し人影が見えた希がしてカムイと捜索にあたる。カムイは吐血しながらも救助し帰ろうとした矢先に進藤らに雪崩が直撃。カムイは吐血しながらも単独で登りにきていた松戸に助けを求める。カムイ最期の仕事は一緒に働いた進藤を救援する事だった。 夏のおわりに 中年の釣り人に出会う星野。その人はこの川で妻を亡くし失望の中釣りで気を紛らわしていると知る。気にはなりながらもその後会う事もなかったが川で人が死んでいると通報を受け星野は自分が行くと挙手。違う人でホッとするが余計に気になりまた出会った場所へ行くとその人の妻愛用のマグカップが。そこには星野宛に手紙が添えられていた。もしかしたら届かないかも知れない手紙に感謝と海外で働くことがしたためられていた。 出会いによって人生が大きく変わるその手紙の後に作者の後記に漫画家の偶然の出会いとその人からもらったプレゼントのナイフ。そこでキャンプを思いつき、登山にのめり込むようになり今の自分がいる。 人生に無駄はないとはこのことかも知れない。
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発売順から言うと、今作の方が先のようだけど、「白い標的」から読んでしまった。 今作は12篇からなる短編集。 短編だと、サスペンスの様相が減るから、従来の山岳救助隊の様子が描かれる。 どの作品もいいが、作者自身「ターニングポイント」と言う「相棒」は展開が読めていても、なけてしまう…...
発売順から言うと、今作の方が先のようだけど、「白い標的」から読んでしまった。 今作は12篇からなる短編集。 短編だと、サスペンスの様相が減るから、従来の山岳救助隊の様子が描かれる。 どの作品もいいが、作者自身「ターニングポイント」と言う「相棒」は展開が読めていても、なけてしまう… こういう人気シリーズになると、時間軸を止めてしまうものもあるが、今作はきちんと時間軸を追っていて、悲しいけど、それが現実だと思うと受け容れない訳にはいかない。
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ん~、星野さんが自信の表れなのか、嫌なキャラになってませんか?・・・と、思いながら読んでいたら、やられました、進藤さんとカムイに。進藤さんとカムイがやっとクローズアップされたと思ったのに!!
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