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永劫の束縛 リリ文庫
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永劫の束縛 リリ文庫

井上ハルヲ(著者), 笠井あゆみ

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永劫の束縛 リリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ブライト出版
発売年月日 2017/04/10
JAN 9784861237096

永劫の束縛

¥220

商品レビュー

3.2

5件のお客様レビュー

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2023/09/10

なんか間違えてよみはじめてしまった。私は反社会的勢力に関係するBLは読まないことにしているのだが、なぜかこの作品の冒頭で気がつかなかった。気がついたときには相当読んでしまっていたのだが、さらに読み続けてしまってそこでやはり呆れ笑いが出た。ネタバレになるから具体的には書かないが「人...

なんか間違えてよみはじめてしまった。私は反社会的勢力に関係するBLは読まないことにしているのだが、なぜかこの作品の冒頭で気がつかなかった。気がついたときには相当読んでしまっていたのだが、さらに読み続けてしまってそこでやはり呆れ笑いが出た。ネタバレになるから具体的には書かないが「人間は意外に安い」ということをご存知ないジャンル小説家は多い。長く続くデフレのせいらしいが、性産業従事者がコンビニバイトとさほど変わらない時給で働いているなんてことも普通にあるらしい。ショーがあるにしてもメガヨットでそれ用の部屋が4つって…全然ペイしませんわ笑 それに主人公はすでに20代半ばを過ぎてるから対価は高額にはならないだろうし。小説でまず大きな嘘をつくのはいいが、細かいところはリアルに詰めていかないと馬鹿馬鹿しさしか残らない。とはいえ、嘘とも言えないかな、ニューヨークの事件もこの小説が出版された時期だったような気がするが、どうだろう。

Posted by ブクログ

2017/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

▼あらすじ 友人に騙され豪華客船内の娼館に売られた矢木。 そこに君臨する『鴉(クロウ)』という男は、感情を見せない人形のような美丈夫だった。 「俺がお前を仕込んでやる」 娼館の商品となるための下準備。クロウはそれを自ら矢木に施すという。 卑猥な器具やクロウ自身で蹂躙され怒りを募らせていく矢木だが、自分を翻弄する彼の目に時折感情が宿ることに気づき? どれだけ激しい行為に及ぼうとも決して自分の中に射精しない彼の真意が気になり始めるが、自分がクロウのかつての想い人に似ていると知って… *** ★3.5 舞台が船の中という事もあって非常に閉塞的で息苦しさを感じさせる内容でした。 表紙に惹かれて購入しましたが、残念ながら私の趣味には合わなかったです。 思ってた以上にダークで歪んだ愛のお話で、事前にレビューを読んでたら絶対に買う事はなかったと思います。 受けがモブにヤられまくるのは予想していたのでまだ何とか耐えられたのですが、その後明らかになる攻めの想い人の話や、攻めがクロウになるまでの話は衝撃的且つかなり重たいもので、読んでて暗い気持ちになってしまい…。 それに、攻めはまだしも受けが攻めに惹かれる理由がいまいち良く分からず、うーん…って感じでした。 また、モブがモブにヤられるシーンなど痛々しいシーンも多く、萌えるよりも萎える事の方が多くて最後の方は目が滑ってしまいました…(^^;) 中でも何が一番受け付けられなかったって、ラストですよラスト。 これで最後に二人が解放されるないし、全てを捨てて遠くへ逃げるないしすればまだ良かったのですが、一生船の中って…。 何だか昔読んだ秀香穂里先生の『堕ちゆく者の記録』という作品を思い出させるラストでした。(あっちの方が数倍マシですが…) 二人の中ではそれで良いのでしょうが、側から見たら理解出来ませんし、希望が無いので将来的な事を考えたら喜ぶ事も出来ません。 メリバ好きの人には堪らないラストだと思いますが、私的には完全に地雷でした。 それでも唯一良かった点を挙げるとするなら、受けを売り飛ばした友人が最後に制裁を受けた事くらいかな…。 それでも本物の悪人には何の制裁も無かったので、本当の意味で気持ちが晴れるような事は一切なかったです。 攻めも受けもいつか暗闇の底から抜け出して自由になってくれれば良いのですが、やっぱり無理なのかなあ…。 因みにイラストは作品のダークな雰囲気に合っていてとても良かったので、評価はその分おまけして3.5です。

Posted by ブクログ

2017/04/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

豪華客船内の娼館が舞台の話だとわかって、監禁束縛メインの食傷気味パターンかな…?と思って読み出しましたが、センセらしい味付けでお約束を色々盛大にぶち壊し、アダルトで辛口な仕上がりになっていて面白かったです。 最初は友人に騙されて身代わりで売り飛ばされるとは?と主人公の矢木を不甲斐なく感じましたが、どんどん度胸をつけていって肝が据わってるタイプで好感度が後からついてきました。 清々しい闇落ちキャラです。 売春組織のボスであるクロウは、機械のように無表情で怜悧。つかみどころのない人物でミステリアスなのですが、後半その理由がわかります。組織の正体やクロウの過去など、謎を解き進める感じで引き込まれました。時折見せる(主にイラストで)クロウの色艶の理由に萌えツボ突かれました。 一棒一穴主義には耐え難い場面の連続ではありました。 でもまあ、娼館なのでw 闇は深いけど、ラブもちゃんとかわいいのが芽生えてました!ある意味究極ですね。 関西弁の893のおっちゃんが大変コワモテでいい味出してました。めちゃ怖いキャラ!!なのにHがすごく上手い…(笑)というアダルト設定。 ストーリー的には、ハード&残虐シーンがてんこ盛りで清く正しく育ってきたお嬢様方の心臓には悪そうです。でも、893小説好きにはぴったりです。キャラがあまり若くないのが落ち着くところです。 情景描写もリアルで、さすがの上手さでした。 豪華客船内の娼館の殺伐としたHENTAI空間を、生々しく描き出す腕前はすごいです。閉塞感がハンパないです。 イラストカードのSSは、クロウ視点で切なくもキュンとさせられました。 笠井あゆみセンセのイラストが今回も飛ばしてます。表紙は見れば見るほどすごい…クロウの顔の位置もヤバイですが、矢木がどうしてクロウの脚の下敷きになってるかというのがwww美尻が見えてる~!糸引いてる先をたどると、いいの?これ表紙で??とドキドキしました。アングルが天才的。汁気と色気があふれています。

Posted by ブクログ

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