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ヨーロッパの帝国主義 生態学的視点から歴史を見る ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2017/04/08 |
JAN | 9784480097897 |
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ヨーロッパの帝国主義
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
イヤー,面白かった.個人的には「銃・病原菌・鉄」以来のヒット. なぜネオ・ヨーロッパ(南北アメリカやオーストラリア,ニュージーランド)は,いとも簡単に西洋人に征服されたのか?を解き明かすのが主題である. 確かに,コロンブス以来の進出は,文明の進歩の差によるところが大きいが,本当にそれだけか?を論じており,雑草,家畜,微生物(疫病)がヨーロッパ人を助けたことが述べられている. バスコ・ダ・ガマのインドへの大航海について,昔習った世界史では,単にアフリカ西海岸を点々とつたって航海したような軌跡が点線で描かれていたように思うが,帆船しかなかった当時,海流や偏西風,貿易風に逆らう必要があり,とてもそんな単純なものではなかったということが,目から鱗だった. 最後の方で「世界の総人口が50億を超えようとしている現在」と書かれていて「アレ?」と思ったのだが,それもそのはず,初訳は1998年との事.
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植物や家畜、病原菌といった生態学にフォーカスを当てた世界史。 非常に興味深く読んだ。病原菌に関しては先行の著作がありそうだが、植物や家畜といった生態系全体に関してのものは余りないように思う。 新大陸発見以降から始まったヨーロッパ人の植民(※本書で言う「植民」とは、一般的に連想され...
植物や家畜、病原菌といった生態学にフォーカスを当てた世界史。 非常に興味深く読んだ。病原菌に関しては先行の著作がありそうだが、植物や家畜といった生態系全体に関してのものは余りないように思う。 新大陸発見以降から始まったヨーロッパ人の植民(※本書で言う「植民」とは、一般的に連想される「帝国主義」「植民地」という意味ではない)が、アメリカ大陸やオーストラリア、ニュージーランドでは成功し、アジアや中東で失敗したのは何故か? こういう本が1998年に既に邦訳されていたというのは驚いた(単行本は岩波書店より)。
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