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われらの子ども 米国における機会格差の拡大
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われらの子ども 米国における機会格差の拡大

ロバート・D.パットナム(著者), 柴内康文(訳者)

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われらの子ども 米国における機会格差の拡大

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 創元社
発売年月日 2017/03/01
JAN 9784422360010

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われらの子ども

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2024/08/22

かつてアメリカには「アメリカン・ドリーム」があった。個人の才能と努力で人生は変えられる!夢を掴める! しかしそれも今は昔。今や貧しい階級に生まれた子どもにはそんな社会的上昇は望むことができなくなってしまった。それはなぜなのか、今アメリカで何が起きているのかを見ていくのが本書にな...

かつてアメリカには「アメリカン・ドリーム」があった。個人の才能と努力で人生は変えられる!夢を掴める! しかしそれも今は昔。今や貧しい階級に生まれた子どもにはそんな社会的上昇は望むことができなくなってしまった。それはなぜなのか、今アメリカで何が起きているのかを見ていくのが本書になります。 そしてこの現在の「悪夢」を見ていくことでかつての「アメリカンドリーム」の背景も見えてくることになります。 私も「教育」の問題について非常に強い関心があります。最近地元の学校に携わることも増えてきた中でそのことは特に私の中でも大きな問題となっています。子どもたちの教育を考える上でもこの本は重大な問題提起となっています。ぜひおすすめしたい一冊です。

Posted by ブクログ

2018/12/31

『孤独なボウリング』でご近所付き合いやPTA、スポーツ等のインフォーマルな関係性の重要性を見事なまでに定量的な分析と共に示し、社会関係資本という概念を創出したロバート・D・パットナムが次に取り上げたテーマは格差、特に子どもの機会格差である。 建国以来の”アメリカン・ドリーム”を...

『孤独なボウリング』でご近所付き合いやPTA、スポーツ等のインフォーマルな関係性の重要性を見事なまでに定量的な分析と共に示し、社会関係資本という概念を創出したロバート・D・パットナムが次に取り上げたテーマは格差、特に子どもの機会格差である。 建国以来の”アメリカン・ドリーム”を未だに信奉する人々が多いにも関わらず、明らかにアメリカにおける子どもの機会格差は拡大している。それは両親の貧困が子どもの貧困を再生産するメカニズムになっているということである。その様子を本書では定性と定量の両面から示しており、特に定性面での叙述に本書の特徴が表れている。というのも、本書ではいわゆる社会学のフィールドインタビューの手法を用いて、アメリカの多様性を代表していると思しき幾つかの都市において、世帯年収・人種・両親の離婚歴等が異なる複数の子供とその両親へのインタビューにより、世帯年収の差が子どもの機会格差を生み出している点が、胸に詰まる個々のストーリーと共に示される。そのうえで、そのストーリーを検証するために多変量解析等の手法により、定量面から、その格差が明確に実在している、ということを示す構成となっている。 こうした機会格差を明らかにした上で、本書は機会格差を是正するために、”私の子ども”から”われらの子ども”へ社会を転換させるために、社会関係資本を再興させる幾つかの具体的な処方箋が示される。そのためには当然、相応の投資が必要となるが、先行研究によれば、こうした投資により子どもの機会格差が是正されれば、経済成長の押し上げ効果と、犯罪対策等のコストの削減効果の相応により、十分なリターンが得られるとされる。ROIだけが全ての指標でないにせよ、子どもの機会格差をなくすための取組は十分に社会的意義が大きく、重要性が高いものだといえる。

Posted by ブクログ

2018/08/29

高学歴家族と、低学歴家族のインタビューから、現代のアメリカの状況が見えてる。アメリカンドリームはもはや夢のまた夢だということ。 親の学歴と、家族の周りをささえるサポートの有無が、子供の大学進学に大きく影響を与えることが、実証的に示されている。 日本でも程度の差はあれ、同じような状...

高学歴家族と、低学歴家族のインタビューから、現代のアメリカの状況が見えてる。アメリカンドリームはもはや夢のまた夢だということ。 親の学歴と、家族の周りをささえるサポートの有無が、子供の大学進学に大きく影響を与えることが、実証的に示されている。 日本でも程度の差はあれ、同じような状況があると思われる。低所得層への経済面、ソフト面での手厚いサポートが必要だ。

Posted by ブクログ

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