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震災歌集 震災句集
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 青磁社 |
発売年月日 | 2017/03/01 |
JAN | 9784861983788 |
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商品レビュー
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【収録作品】震災歌集/震災句集/補遺 おはやう地球 東日本大震災直後から、作者が詠んだ短歌とその後詠んだ俳句を合冊したもの。 作者は俳人だが、まず湧き上がってきたのは短歌だったという。 「一年後」と題した小文によると、 短歌も俳句も散文よりは短いため小回りがきき、刻々と変化する状況を場面ごとにとらえるのに適しているし、リズミカルなので人の心に残りやすい点では同じ。 しかし、短歌は俳句よりも言葉が多い分、ものごとをきちんと描写できるし、人の心の激しい情動を言葉で表現するのに向いている。 俳句は極端に短いために言葉で十分に描写したり感情を表現したりすることはできない代わりに、「間」に語らせようとするのだが、それが効果を発揮するには、空間的・時間的な距離が必要。また、俳句には季語があることにより、俳句で大震災をよむことは大震災を悠然たる時間の流れのなかで眺めることになり、ときに非情なものとなる。 ……とのこと。 これを解説で川本三郎氏は、「短歌が突然の非日常とすれば、俳句は悠久の日常と言えようか」とまとめている。 短歌と俳句について意識して考えたことがなかったが、本作品を読むと、短歌は生々しく、俳句は客観的にみえる。 いずれにせよ、長々しく言葉を連ねずとも、深く心に突き刺さり、腹落ちするものがある。また、語りつくさないからこそ、思い巡らす余地がある。 東日本大震災のあとも、各地でさまざまな天災、戦災がおこっている。固有名詞を除けば、普遍的なものとして胸に迫る。
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