1,800円以上の注文で送料無料

人生論ノート 他二篇 角川ソフィア文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

人生論ノート 他二篇 角川ソフィア文庫

三木清(著者)

追加する に追加する

人生論ノート 他二篇 角川ソフィア文庫

定価 ¥660

330 定価より330円(50%)おトク

獲得ポイント3P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2017/03/01
JAN 9784044002824

人生論ノート

¥330

商品レビュー

3.5

10件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間は幸福だと幸福のことを考えない。 内面的なだけでは幸福ではなく、幸福は表現するもの。外に現れて他の人を幸福にするものが真の幸福。 古代には成功は存在せず、幸福が目指すところであったが、現代は成功が主要な課題となり、幸福は関心事ではなくなった。 成功と幸福を同一視することは憐れむべきことである。 ヘーゲルの哲学は、一時的に熱狂的に信奉されるが、やがて顧みられなくなる。 すべての悪は、孤独であるこたできないところから生じる。創造的な生活は虚栄を知らない。孤独は山にはなく街にある。大勢の人間の間にある。 すべてのストイックは本質的に個人主義者である。 ひとは軽蔑されたとき最も怒る。自信があるものはあまり怒らない。 瞑想はつねに不意の客である。思索と瞑想は違うもの。対話している間は瞑想はできない。 我々の生活を支配しているのは、ギブアンドテイクの原則である。すなわち利己的になるのは意識的にならなければできない。利己主義者は期待しない、信用しない人間である。 感傷には常に何らかの虚栄がある。 人生は仮説的なものである。常識には仮説的なところがない。 「善く隠れる者は善く生きる」自然のままに生きることは隠れることである。そのくらい世の中は虚栄的である。 娯楽は近代的な観念である。機械技術によって娯楽と生活を対比するようになった。娯楽より生活を楽しむべき。 希望は運命のごときものである。運命だから絶望的である。失われる希望は期待と呼ぶべきもの。消して失われないものこそ希望。 旅には旅のあわただしさがある。旅はつねに遠くあわただしいもの。旅の利益は、初めてのものを見ることではなく平素自明のものに驚異を感じ、見直すところにある。

Posted by ブクログ

2022/03/22

「人生論ノート」P173の『語られざる哲学』の中で三木は自分のことを正直に書いている。私は今まで獄中で死んだ彼をおとなしく理性的な人物だと思っていた。意外な感じがしたが、魅力的な行動的な人間だという印象を新たにした。  思索を重ね、語られざる哲学の意味をじっくりと醸成していく様子...

「人生論ノート」P173の『語られざる哲学』の中で三木は自分のことを正直に書いている。私は今まで獄中で死んだ彼をおとなしく理性的な人物だと思っていた。意外な感じがしたが、魅力的な行動的な人間だという印象を新たにした。  思索を重ね、語られざる哲学の意味をじっくりと醸成していく様子を読み続けたい。

Posted by ブクログ

2021/12/11

難解です 怠惰は罪 素直に熟考し続けることが大切 獄中死されたが家庭をもっていたそうです。 過酷な人生、しかも普通の人生は送れないと自覚されてたそうですね

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品