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企業不祥事はなぜ起きるのか ソーシャル・キャピタルから読み解く組織風土 中公新書2426
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2017/03/01 |
JAN | 9784121024268 |
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企業不祥事はなぜ起きるのか
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
企業不祥事を図示・パターン化した一冊。本書は、企業不祥事を引き起こす「組織風土」なる概念をソーシャル・キャピタル(社会関係資本)という視点から分析したものである。 結論から言えば、外部に対して閉鎖的な組織ほど不祥事の頻度が高く、さらに内部での凝集性が強い(=まとまりが良い)と...
企業不祥事を図示・パターン化した一冊。本書は、企業不祥事を引き起こす「組織風土」なる概念をソーシャル・キャピタル(社会関係資本)という視点から分析したものである。 結論から言えば、外部に対して閉鎖的な組織ほど不祥事の頻度が高く、さらに内部での凝集性が強い(=まとまりが良い)と企業の存亡にかかわる規範逸脱行動が多くなると著者は主張する。 この結論は理解できるが、その論理展開には疑問が多く残る。例えば、社会関係資本の分析として、経営トップと他の役員の年齢差が上がるほど、また、その株式保有比率が上がるほど、企業の利益率や安定性が損なわれているとしている。ただ、因果関係については――著者も述べているが――実証できておらず、またグラフを見ると、分析と異なる傾向を示している時期も存在する。いくら「統計的に有意」と言っても、もう少し説明が欲しい。そもそも副題の「ソーシャル・キャピタル」の視点が登場するのが第四章(全八章)からであり、二〇〇頁ほどの本に内容を詰め込み過ぎている。 分析視覚としては興味深かったが、全体的に説明不足であり、隔靴掻痒な印象が否めなかった。
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社内の学閥であったり、人間関係グループであったり、資本関係であったりという要因が企業の不祥事に関わっている。逆にいえば、不祥事が起こりにくさ・起こりやすさは資本関係や社内グループに左右されるとも言える。コンプライアンス意識向上なんていうけど、それを社内教育で唱えるだけでは抑止力と...
社内の学閥であったり、人間関係グループであったり、資本関係であったりという要因が企業の不祥事に関わっている。逆にいえば、不祥事が起こりにくさ・起こりやすさは資本関係や社内グループに左右されるとも言える。コンプライアンス意識向上なんていうけど、それを社内教育で唱えるだけでは抑止力として無意味なんじゃないかと気がつかされた。
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東芝の不正会計や三菱自工のリコール隠しなど、企業の存続をゆるがす不祥事が続発している。なぜこのような問題が起きるのか。東証一部上場の百社以上を分析し、「不祥事を起こしやすい会社」をモデル化した著者は、トップの暴走とそれを止められない社内風土=企業内のソーシャル・キャピタルに原因が...
東芝の不正会計や三菱自工のリコール隠しなど、企業の存続をゆるがす不祥事が続発している。なぜこのような問題が起きるのか。東証一部上場の百社以上を分析し、「不祥事を起こしやすい会社」をモデル化した著者は、トップの暴走とそれを止められない社内風土=企業内のソーシャル・キャピタルに原因があるとする。「強いリーダーシップ」や「各部門のサイロ化」が危ないなど、意外な知見も。あなたの会社は大丈夫か?
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