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死体格差 解剖台の上の「声なき声」より
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死体格差 解剖台の上の「声なき声」より

西尾元(著者)

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死体格差 解剖台の上の「声なき声」より

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2017/03/01
JAN 9784575312287

死体格差

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商品レビュー

3.9

15件のお客様レビュー

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2022/10/22

読みたかったのは、同タイトルの別の著者の本だった。と読み始めてから気がついたけど、これはこれで面白かった。

Posted by ブクログ

2022/04/16

法医解剖について、よく知っているという人はほとんどいないでしょう。 解剖される側になる人はもちろんここにはいないし、異状な死や事件に関わることは珍しいし、極めて少ない法医解剖医は社会で声を大にして発言することが少ない。 本書はそんな法医解剖について、法医解剖医が、自身の経験に根...

法医解剖について、よく知っているという人はほとんどいないでしょう。 解剖される側になる人はもちろんここにはいないし、異状な死や事件に関わることは珍しいし、極めて少ない法医解剖医は社会で声を大にして発言することが少ない。 本書はそんな法医解剖について、法医解剖医が、自身の経験に根差したリアルな法医解剖の実態を描いたものです。 わかりやすい言葉、柔らかいタッチで、亡くなられた方を言葉で傷つけないように注意して書かれています。 法医解剖について知りたい人(どんな人?)がまず手に取る一冊目として、良い本だと思います。 法医解剖にいたるまでの流れはざっくりいうと 異状な死 →警察の検視など(解剖の必要性の判断) →法医解剖 というもの。 本書ではその解剖される方の社会的生活的背景にスポットがあてられ、そこにある貧困、孤独、アルコール依存などが描写されます。 この社会で暮らしている実感としても、法医解剖まで至るかどうかはともかく、異状な死は貧困、孤独などの人に多いだろうと思います*。また貧困の人のほうがアルコール依存になりやすいことはすでに証明されており、アルコール依存の方がおられることもうなずけます。 *法医解剖率(法医解剖数/警察の取り扱い遺体数)は10%くらいとのこと。そのため検視から解剖に至るまでで何らかの偏りが発生している可能性はある。たとえば金持ちは異状死するけど解剖されにくい、とか(そんなことなさそうだけど)。 解剖された方のエピソードを語るその中には法医学的ウンチクも満載なのですが、個人的に印象に残ったのは •借金苦の自殺では借金額は500万前後 •凍死する遺体(都市でも凍死はおこる)は服を脱いだ状態で発見されることがある。(奇異性脱衣) ということです。  これまでもこれからも語ることができない方、 その方に思いを馳せた、貴重な一冊でした。

Posted by ブクログ

2021/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者は、兵庫医学大学 法医学講座主任教授。 ちょうど、大口病院連続点滴中毒死事件についても書かれていたが、その容疑者である元看護士は、先日死刑を求刑された。この本が書かれた時点ではまだ捕まってなかった。 この事件を起こした理由は、『患者が亡くなった時に遺族に説明するのが嫌だった』 なんて身勝手な理由だろう。 解剖にまわされる多くの遺体は、独居者、生活保護受給者、自殺者。その中の30%は精神疾患者、そのうち5%が認知症患者。 1人で死んでしまって後で発見された時、誰も見てないからんからないので、こういう結果が多いようだ。 結核は治せるけど、怖い病気。誤嚥などでお年寄りがなりやすい。 予防接種のポスターも病院で見ることがあるけど、空気感染だから、解剖でも危険なのでとても注意が必要とのこと。 いろんな意味で結核にはならないように気をつけた方がいいなと思った。 アルコールの飲み過ぎも良くない。当たり前かもしれないけど、飲みすぎた結果は悲惨だ。 全て解剖されることは不可能だけど、一見、転倒して死んだとか、一見、自殺だろうとか、見た感じで判断されても実は違っていたりするから、解剖は大切だろう。 ただ、予算も人員も少ないから難しい。 こうなると、殺人だったものがそのまま他の原因にされて、犯人が野放しになるパターンもある。 そう思うと、恐ろしい。

Posted by ブクログ

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