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原三溪と日本近代美術
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
発売年月日 | 2017/02/01 |
JAN | 9784336061508 |
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原三溪と日本近代美術
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借りたもの。 原三渓(原富太郎)の日本近代美術の蒐集と当代の画家たちを援助した功績が、日本美術史にとってどのようなものであるかを考察、まとめたもの。 文人趣味、煎茶道の影響で古美術を蒐集していたが、実業家たちとの交流から仏画や抹茶道具の蒐集をはじめ、岡倉天心との出会いが日本美術の...
借りたもの。 原三渓(原富太郎)の日本近代美術の蒐集と当代の画家たちを援助した功績が、日本美術史にとってどのようなものであるかを考察、まとめたもの。 文人趣味、煎茶道の影響で古美術を蒐集していたが、実業家たちとの交流から仏画や抹茶道具の蒐集をはじめ、岡倉天心との出会いが日本美術の蒐集や画家たちの育成と援助に繋がったことを丁寧に紐解いてゆく。 また、開国し美術という概念が輸入され、その重要性や公共性についても知識を持ち合わせていたという点で、(文人趣味をそう言って良いか私にはわからないが)懐古趣味に留まらず、時代の空気を敏感に察知していた原三渓の姿を垣間見る。 《孔雀明王像》…仏画が信仰の対象としてではなく古美術として認識され三渓の手に渡った背景(廃仏毀釈やそれに伴う博物館、公的機関による蒐集の影響など)、蒐集する古美術の傾向の変化に、当時の日本の風潮も含めて考察している。 コレクターとしてだけでなく、パトロンでもあったので、画家の作品への影響について考える論文は興味深い。
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