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TLOとライセンス・アソシエイト 新産業創生のキーマンたち
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ビーケイシー |
発売年月日 | 2002/04/01 |
JAN | 9784939051159 |
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TLOとライセンス・アソシエイト
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いつか大学TLO関連の仕事をしてみたいと思っていて、友人の薦めで読んだ本。米国と日本では事情はかなり違うだろうが、TLOの仕事の本質的な部分を知るためによかった。
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産学連携の推進力となり、大学等の研究機関の知識・技術と、産業界(企業)とを積極的に結び付けていくライセンス・アソシエイトの活動を克明に描く本。産学連携のキーパーソンである、技術移転の父ニールス・ライマース氏、日本の産学連携の第一人者である山本貴史氏(東大TLO社長)が産学連携に...
産学連携の推進力となり、大学等の研究機関の知識・技術と、産業界(企業)とを積極的に結び付けていくライセンス・アソシエイトの活動を克明に描く本。産学連携のキーパーソンである、技術移転の父ニールス・ライマース氏、日本の産学連携の第一人者である山本貴史氏(東大TLO社長)が産学連携に関わっていく具体的な経緯が綴られている。 現代的な産学連携の歴史は、米国での成功に始まる。 米国では、ごく初期に、「遺伝子組み換え技術」という、コーエン・ボイヤーによる大ヒット技術が生まれた。このコーエン・ボイヤー特許を抜きに現代の産学連携を語ることはできないだろう。80年に特許が認可されて以来、特に90年代は数千万ドルの収入を毎年もたらし、スタンフォード大の特許収入全体の半分近くを占めることとなった。そして、重要なのは、このコーエン・ボイヤー特許の実用化にあたっては、ニールス・ライマースの尽力が大きかったということだ。 ライマースとは、どのような人物であったのだろう。ライマースの活動は、エネルギッシュである。当時米国での技術移転を実施していたリサーチ・コーポレーション(RC社、1912年コットレルにより設立。全国のOTL普及に伴い1987年消滅)の成果に対し不満を持ち、なんと新たにスタンフォード大にOTL(Office of Technology Licensing)を設立する原動力に変えた。ライマースがゼロからOTLを作った功績は揺ぎ無いものだ。OTLを作って、ライマースは、「マーケティングモデル」と呼ばれる、今日の技術移転ビジネスの原型を完成させた。 ライマースがOTLを作った歴史、そしてライマースが完成させた技術移転の「マーケティングモデル」とはどのようなものだったか。ライマース抜きに技術移転・産学連携は語れない。技術移転・産学連携に携わる全ての人が知るべき内容が描かれている。 ところで、「マーケティングモデル」について、読者はどのようなイメージを持たれているだろうか。それは、発明の発掘から契約まで、一連の流れを原則として一人のライセンス・アソシエイトが担当する、というものだ。 発明者との日常的なコミュニケーション、発明の発掘、特許化の可能性の判断、ライセンシー候補企業の抽出、徹底したマーケティング、ライセンス料の算定、企業とのライセンス交渉。これらの業務は、人と会うことで始まるものである。ライセンシングが「人とコンタクトを取るスポーツ」といわれるゆえんである。これは現代でも違和感なく受け入れられるだろう。なぜなら、日本の産学連携は、ライマースによるマーケティングモデルを参考にしているからだ。 現・東大TLOの山本貴史氏が、リクルート社の事業として技術移転ビジネスを始めた経緯、その後、なぜ東大へと移籍したのか、ニールス・ライマースとの関わりはどのようなものだったか。それは本書を紐解いてほしい。 本書の第2版刊行は2003年であるが、内容は今もなお価値がある。それは、産学連携の歴史が現在までつながっており、当時の状況を少しでも知ることが、産学連携に関わる人にとって役に立つことが間違いないからだ。 もし「技術移転ビジネス」という名の講義があるのなら、本書は教科書・参考書に入ってくることは間違いない。技術移転のキーパーソンであるライマース氏や山本貴史氏の初期の活動を描いており、この経緯は、知っておくべきものであるからだ。 本書は、ライセンス・アソシエイトに興味がある人、現役の産学連携・技術移転機関(TLO)の実務者が必ず読むべき本の一つに挙げられるだろう。
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TLO とは何か?と興味を持っている人にお勧めの本。TLO 設立までの奮闘とその魅力をわかりやすく伝えてくれる。
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