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頼山陽とその時代(上) ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2017/03/10 |
JAN | 9784480097781 |
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頼山陽とその時代(上)
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☆4.5 頼山陽は精神病だった 吉田松陰を知るにあたり、松蔭が影響を受けた頼山陽の伝記を読まうとおもった。 精神病視点で頼山陽を捉へるこころみで、中村自身の鬱病的経験を踏まへてゐる。さう照し合はせてみると、かなり的を射てゐる。そして精神病にもとづく推測が剴切に思はれてくる。...
☆4.5 頼山陽は精神病だった 吉田松陰を知るにあたり、松蔭が影響を受けた頼山陽の伝記を読まうとおもった。 精神病視点で頼山陽を捉へるこころみで、中村自身の鬱病的経験を踏まへてゐる。さう照し合はせてみると、かなり的を射てゐる。そして精神病にもとづく推測が剴切に思はれてくる。 徳川期の遠い時代といふ印象の人物が、いつのまにかわれわれに卑近に迫ってくる感じだ。両親の厳しさと甘やかしは、いまと変らない。 徳川期になかった概念(当時は狂人扱ひしたもの)を、近代の精神病として捉へることで、頼山陽の実像が理解できる。 私としては、頼山陽は発達障害をかかへてゐたのではないかとおもった。
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