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ストライクフォール(2) ガガガ文庫
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ストライクフォール(2) ガガガ文庫

長谷敏司(著者), 筑波マサヒロ

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ストライクフォール(2) ガガガ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2017/03/17
JAN 9784094516647

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2019/05/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

前作の衝撃の展開からの主人公初勝利。だが歓喜はそこまでで、本作はその後の厳しい現実を描いた物語である。弟と成り変わるという行為はかなり衝撃的であり、賛否両論あったように思う。確かにシチュエーションとしては素晴らしいが、主人公である雄星自身の名誉はどうなるのか?ずっと「代役」のままで良いのかと悶々としていたわけだが、今作でそれはいい意味で裏切られた。今まではプレイヤー視点だったが、オーナーやスポンサー、慣性制御という新技術を巡る国家間の鍔迫り合いなどにまで視野を拡大したことで、主人公のやらかした出来事の重大さと絶望的な状況がより伝わるようになっている。親代わりだった護がオーナーやスポンサーに食って掛かった場面も素晴らしく、ラノベでこうした大人の庇護という視点を入れたのは素晴らしい。英雄的な偶像として昇華された弟に、プロパガンダとして扱われる兄という対比もよく、単純なスポーツロボットアクションものではないことを読者に教えてくれる。 主人公が慣性制御という新技術を見つけ出したことで、ストライクフォールという競技そのものが根底から覆されるというのもラノベ的な全能感に満ちており、落ちこぼれの努力家だった主人公が、チルウエポン耐性Aという才能のために、革命の最先端にいるという状況設定がとても上手い。普通なら楕円を描く軌道になるところを、慣性制御で直角に曲がれるという説明も分かりやすく、確かに実用化されれば戦術レベルで色々と変わるだろう。そうした時代の節目に立ち会っているというワクワク感が素晴らしいのだ。 ただ、それはいいことばかりではなく、新技術による闇も描いている。地球育ちであることの無自覚の恵まれなさや、それによる無意識的な差別をポリティカル・コレクトネスで表現したのは面白く、資源の無い星でストライクフォールに憎悪を燃やす少女レイカというキャラクターもいい。ヒロインはどれも魅力的で、レイカもその一人ではあったのだが、それだけにクライマックスの裏切りには驚いてしまった。秀逸なのは、裏切りが突然でも主人公との不協和音や彼女のバックボーンを考えれば、新技術による技術革新を起こしたくないというのはスジが通る。そこから戦争vsスポーツの構図に持っていったのには感嘆してしまった。『それがスポーツと戦争の違いだ』とは帯に書いてある言葉だが、他作品で似たような言葉が出る時、それは決まって言われた側の平和ボケをあざ笑う時ばかりで、謂わば戦争側の視点である。本作が白眉なのは、これはスポーツ側の観点で言い放つことで、スポーツの価値観で戦争と真っ向勝負した点であろう。いずれ戦争になるのだろうかという不安と期待感が一度に解消された上に、本来なら助けるはずのない敵チームが助けることで、スポーツ側の挟持を貫いたという点が最高なのだ。殺さずに見逃すという紳士的行為に加えて、下手に追撃することで死兵を出したくなかったという打算がその甘っちょろい行為に一定のリアリズムを与えている。フィールドの外に闘いを持ち込むことを拒んだというのは、これ以上ない明確な答えだろう。戦争の代替品であるスポーツが戦争を克服する、という難しいテーマに真っ向から挑んだ作品である。間違いなく、近年のラノベの中では一番面白い。いや、おみそれしました。

Posted by ブクログ

2018/10/17

えっ続きでるの ということで1巻から読み直す まっとうにスポーツもので 宇宙を舞台にしたルールづくりが 『ビートレス』のシェアードワールド展開作品を思わせるいつものSF感 ヒロインをはじめとする登場人物のめんどくささ加減もいつもの これで続くんだ いったい誰が読んでいるのか謎 も...

えっ続きでるの ということで1巻から読み直す まっとうにスポーツもので 宇宙を舞台にしたルールづくりが 『ビートレス』のシェアードワールド展開作品を思わせるいつものSF感 ヒロインをはじめとする登場人物のめんどくささ加減もいつもの これで続くんだ いったい誰が読んでいるのか謎 もちろんそういう作品はたくさんあるので個々人の範囲はほんとうに狭いことだが

Posted by ブクログ

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