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高橋和巳 世界とたたかった文学
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高橋和巳 世界とたたかった文学

大江健三郎(著者), 埴谷雄高(著者), 武田泰淳(著者), 梅原猛(著者), 辻邦生(著者)

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高橋和巳 世界とたたかった文学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2017/02/01
JAN 9784309025490

高橋和巳

¥990

商品レビュー

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2018/11/15

河出書房新社から発行された「高橋和巳」の特集本です。 私が唯一、全作品を読んでいる作家ですが、彼は39歳の若さで既に亡くなったので、出版された本も13冊(未完も含む)とそれほど多くはありません。 私が中学の同級生に本の虫がいて、彼は1日1冊読破を日課にしており、当時あまり小説...

河出書房新社から発行された「高橋和巳」の特集本です。 私が唯一、全作品を読んでいる作家ですが、彼は39歳の若さで既に亡くなったので、出版された本も13冊(未完も含む)とそれほど多くはありません。 私が中学の同級生に本の虫がいて、彼は1日1冊読破を日課にしており、当時あまり小説など読まなかった私も刺激を受けて小難しい本を手に取るようになりました。(彼は受験勉強もあまりしなかったはずですが、現役で中央大学の法学部に合格しました) 私が最初に読んだのが「我が心は石にあらず」で、生意気な中学生が少し背伸びをして挑んだ記憶がありますが、彼の理屈っぽい文章が妙に気持ちよく、ストーリーも意外に面白く、気づくと全集を揃えていました。(すべて読み終わったのは高校生の時ですが・・) 私は彼の作品から、生きる「苦悩」を学び、生きる上での「信念」の大切さを知り、この世の「不条理」の存在に気づかされました。 また彼の作品のおかげで、早い時期に長編アレルギーがなくなったことにも感謝しています。 先日読んだ見城徹氏の本「読書という荒野」にも、彼が若いころ高橋和巳にはまったことが書かれていたので、懐かしさのあまりこの本を読んでみた次第です。 三島由紀夫と接点があったこともこの本で初めて知りましたが(三島との対談は1969年の11月号「潮」に掲載)、その1年後の1970年11月に三島は割腹自殺をし、翌年5月に高橋和巳は病死しているというのも不思議な因縁です。

Posted by ブクログ

2017/02/28

『苦悩教の教祖』こと高橋和巳とその作品について。てっきり『KAWADE道の手帖』だと思っていたが、この叢書ではないようだ。 これ1冊でおおよそのことが解るようになってはいるが、どちらかというと、既に河出文庫から刊行された長編3作を読み終えた読者向けかな。 追悼文や作家論に頻出する...

『苦悩教の教祖』こと高橋和巳とその作品について。てっきり『KAWADE道の手帖』だと思っていたが、この叢書ではないようだ。 これ1冊でおおよそのことが解るようになってはいるが、どちらかというと、既に河出文庫から刊行された長編3作を読み終えた読者向けかな。 追悼文や作家論に頻出するキーワードが余りポジティブな印象を与えないというのが非常に高橋和巳らしいw

Posted by ブクログ

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