1,800円以上の注文で送料無料

ジョージ・F・ケナン回顧録(3) 中公文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

ジョージ・F・ケナン回顧録(3) 中公文庫

ジョージ・F.ケナン(著者), 清水俊雄(訳者), 奥畑稔(訳者)

追加する に追加する

ジョージ・F・ケナン回顧録(3) 中公文庫

定価 ¥1,925

1,375 定価より550円(28%)おトク

獲得ポイント12P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

11/15(金)~11/20(水)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2017/02/01
JAN 9784122063716

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

11/15(金)~11/20(水)

ジョージ・F・ケナン回顧録(3)

¥1,375

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/12/30

ケナンが一貫して批判したアメリカ外交における「法律家的・道徳家的アプローチ」はアメリカという国家の成り立ちによるところもあるが、現代の外交が幸か不幸か民主主義の制約を免れ得ないという事情にも関係している。リアリスティックで冷めた国益概念だけでは素朴な国民感情に訴える力に欠けるのだ...

ケナンが一貫して批判したアメリカ外交における「法律家的・道徳家的アプローチ」はアメリカという国家の成り立ちによるところもあるが、現代の外交が幸か不幸か民主主義の制約を免れ得ないという事情にも関係している。リアリスティックで冷めた国益概念だけでは素朴な国民感情に訴える力に欠けるのだ。だからケナンのアメリカ外交批判は民主主義への懐疑と分かち難く結びついている。そこにケナンの孤独があった。マッカーシズムが典型だが、国民のヒステリックな反共感情が政治家の個人的な野心と結びつくとき、それがいかに外交を歪め、外交官のプロ意識を毀損したか。第Ⅲ巻にはこうしたケナンの苛立ちが色濃く滲んでおり、外交の民主的統制という一筋縄ではいかない課題の難しさについて考えさせられる。 ケナンの危機感にもかかわらず民主主義国家こそが戦争を防止するというナイーブな前提が今日に至るもアメリカ外交を強く規定している。そこに幾ばくかの真理が含まれるのは確かだが、ひと度火がつけばむしろ民主主義国家の方が戦争に歯止めをかけることが難しい場合も多い。近年のアメリカのユニラテラニズムや反テロ戦争を見ても、それは「正義の戦争」に容易に転化し得るし、「邪悪」な国家の徹底的破壊を目指す全面戦争に至り易い。そして戦争の犠牲をより甚大なものにし、戦後の復興統治を難しいものにする。 だからケナンは外交における「法律家的・道徳家的アプローチ」とともに「正義の戦争」を忌避した。核戦略に否定的であったのも、それがクラウゼヴィッツの言う外交の延長としての古典的な限定戦争とあまりにかけ離れていたからだ。だが「相互確証破壊」(Mutual Assured Destruction =MAD)という文字通り「狂気」とも言うべき「恐怖の均衡」が大国同士の全面戦争を事実上不可能にし、曲がりなりにも戦争を一定範囲に限定する結果をもたらしたのは皮肉である。

Posted by ブクログ

2017/02/16

最終?巻は冷戦が激化を迎える一九五〇−六三年が対象。ケナンはモスクワ等での経験を描きつつ冷戦下世界へ根源的な分析を加える。〈解説〉西崎文子

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品