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あたしのクオレ(上) 岩波少年文庫237
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あたしのクオレ(上) 岩波少年文庫237

ビアンカ・ピッツォルノ(著者), 関口英子(訳者)

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あたしのクオレ(上) 岩波少年文庫237

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2017/02/01
JAN 9784001142372

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あたしのクオレ(上)

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商品レビュー

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2023/06/06

第二次世界大戦のあとの イタリアの小学校が舞台のおはなし。 でも、これが意外と普遍的。 どこの国でもこういう先生はいて こういう子供たちの悩みがあるのね。 公立小学校に通う小学4年生のプリスカは 作家になりたい女の子。 絵が得意なロザルバと 戦災遺児のエリザが大切な友達。 新学...

第二次世界大戦のあとの イタリアの小学校が舞台のおはなし。 でも、これが意外と普遍的。 どこの国でもこういう先生はいて こういう子供たちの悩みがあるのね。 公立小学校に通う小学4年生のプリスカは 作家になりたい女の子。 絵が得意なロザルバと 戦災遺児のエリザが大切な友達。 新学期に私学からやってきたスフォルツァ先生は 上級学校への進学率を上げることで 自分の名声を得ようと おべんちゃらのうまい生徒を可愛がり 留年組の生徒をあからさまに貶める。 正義感の強いプリスカたちには 先生の行動が耐えがたく なんとか一矢報いようとするのだが。 いや、もう、ほんまに腹立つ先生です。 でも実は、主人公たちも クラス全体としては「いいとこの子」 特にエリザは、遺児とはいえ もと貴族の家系のお嬢様で 伯父たちに育てられているし。 だから、留年組の生活をかいま見て (典型的な貧乏子だくさんの家) ちょっとショックを受けたりする。 それもまた、成長の通過儀式か。 あと学校生活と並行して、プリスカの初恋?の話や 家庭教師の先生の秘密などもあります。 月ごとに1章さいて、一年間の物語。 合間合間にプリスカの妄想炸裂な 自作〈物語〉もはさまってて なかなか読みごたえある児童文学でした。

Posted by ブクログ

2020/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

少女の戦いの記録。 あの『クオレ』をイメージして手に取るとびっくりする。プリスカはイタリアの少女、想像力豊かで物語を綴るのが好き。カメを飼っている。友人のエリザは父母を亡くし、おじさんたちに育てられている。ややおっとりしており、お金持ちの祖母がいる。ロザルバは画家志望。父は洋品店をしており、クリスマスには子どもたちのおもちゃも取り扱う。3人の少女が、4年生のクラスで出会った新しい先生は、厳しく、えこひいきもするスフォルツァ先生。3人の戦いが始まる。 スフォルツァ先生が教育熱心であり、子どもをしつけようというのはわかる。貧しくて汚らしい、勉強が遅れている子が自分のクラスにいると、面倒だから嫌だという態度に出ることもありうるだろう。そして、そういう先生を歓迎する親や子がいることも。スフォルツァ先生は、決して、正しい教育者ではない。だが、ちょっと強調して描いていたとしても、ありうるなあ、と思って読んでしまう。だから、3人組の反抗にワクワクする。 3人の作戦は、うまくいかない。不利な立場にいるアデライデやイオランダを、もっと不味いところに追い込んでしまうことにもなる。家庭の置かれた経済状態や育つ環境は、単純な一手では覆せない。だから、すっきりしない。子ども向けの物語なのに、甘っちょろいハッピーエンドは見えない。だからこそ、誠実な物語だと思ったし、先を急ぐように読んでしまった。

Posted by ブクログ

2017/12/16

こころの一冊 「あたしのクオレ」 嫌みな先生やっつけろ 日本経済新聞 夕刊 くらし (9ページ) 2017/12/15 15:30  名門女子校から来た新担任は教育熱心で親からの信頼は絶大。だけど、規律一点張りで体罰をふるい、貧しい家の子を露骨に差別する嫌みな先生でした。  ...

こころの一冊 「あたしのクオレ」 嫌みな先生やっつけろ 日本経済新聞 夕刊 くらし (9ページ) 2017/12/15 15:30  名門女子校から来た新担任は教育熱心で親からの信頼は絶大。だけど、規律一点張りで体罰をふるい、貧しい家の子を露骨に差別する嫌みな先生でした。  主人公プリスカは元気いっぱいの小学4年生。エリザとロザルバの仲良し3人組で、先生をやっつける作戦を次々に考えます。でも相手は成績表を握っているし、クラスには先生のごきげんとりグループもいて計画はことごとく失敗してしまいます。けれどプリスカはくじけません。「体をあらいすぎたまま母の悲劇」「のろわれたスプーンの話」などゆかいなお話を作ってストレス解消です。  クオレとは、イタリア語で心と心臓を意味し、同名の児童文学の古典もあります。そちらは理想の先生との1年で、対するこちらは最悪の先生との1年の物語。プリスカの心臓は怒りで破裂寸前。3人はついに亀を利用した必勝の作戦で挑みます。頑張れ、プリスカ! (浦安市立中央図書館司書 大宮祐子)  ビアンカ・ピッツォルノ著、関口英子訳、岩波書店、(上)778円、(下)821円

Posted by ブクログ

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