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日本人失格 集英社新書0868
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2017/02/01 |
JAN | 9784087208689 |
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商品レビュー
3.8
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
息苦しい世の中だけど、こういうふうに考えたり、行動してみたら少しだけ楽になるのではないか? ロンブー淳ならではの、提案本です。 驚いたのは、あんなに自由にやっている人でも、芸能界は息苦しい事だったり、小学生の頃いじめを受けていた事。 その時々で、淳が譲れない事を守りながら、自分ならこうやって考えてみたよーって言うことがフランクに書いてありました。 印象に残ったのは 淳がいじめを受けた時に、耐えきれなくなり自家製ヌンチャクで、いじめっ子を撃退。 結果、いじめっ子が親を連れ家に押しかけてきます、その時に淳の母親の対応です。 暴力をした淳に謝らせたうえで、いじめをした子供達にも、いじめはだめと、謝らせた事。 親が自分の味方になってくれた事で、淳が母親の、「他人に迷惑をかけちゃいけない」と言う教えを守ろうと、思った事。 親といえど、信頼関係なかったら言うこと聞けないよね。
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「まずは自分が何者であるかを知ること。まだ何の実績もないとか、成し遂げたものがないから、自分が何者であるかわからない、と思う必要はない。 ここで言う何者は自分は何が好きか嫌いか、どういうことに感動するか、泣くか、怒るか、許せないか、自分がどんな人間かを、良いところ悪いところ、丸...
「まずは自分が何者であるかを知ること。まだ何の実績もないとか、成し遂げたものがないから、自分が何者であるかわからない、と思う必要はない。 ここで言う何者は自分は何が好きか嫌いか、どういうことに感動するか、泣くか、怒るか、許せないか、自分がどんな人間かを、良いところ悪いところ、丸ごと含めて認識することだ。 そして、その中でも、絶対に変えたくない、譲れない自分の核みたいなものをはっきりさせる。 この核は、触れられると怒ったり、悲しくて泣いたり、好きで好きでたまらないみたいな、感情的になってどうしようもない部分と思えばわかりやすい。 そうして、自分の個を認識し、その個を磨くことによって、自分のやりたいこと、やれること、やらなければいけないことも見えてくる。それらに必死こいて取り組んでいるうちに、人は明るく輝き 「一隅を照らす」ことになる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
周囲と違う言動をすると非難され炎上し、足を引っ張られる現代日本。そんな息苦しい世の中に抗い、”異端児”と呼ばれつつも自由に活動の場を広げる著者が、自身の半生を振り返りつつ、日本という国や社会の在り方、仕事、人間関係について率直に綴った初の自分史であり、日本人論。 面白かったです。 2020年現在「芸人界の異端児」と言われて思い浮かぶ人と言えば、キングコングの西野さんやオリエンタルラジオの中田さんが代表的ですが、確かに淳さんも昔からバンド活動やアイドルプロデュースなど規格外の活動を色々していたな…とこの本を読んで思い出しました。 淳さんの経歴をよくよく見てみれば、西野さんや中田さんと遜色ない位「芸人」と言う職業のイメージとは違う事をやっているにも拘らず、お二人程の「異端児」イメージがないのは単にTVという現場を退いたか、残っているかの違いなのかも知れませんね。 なにしろロンドンブーツ1号2号と言えば、21年続く人気バラエティ番組「ロンドンハーツ」のMCですから、どんなに規格外の活動をしてもやはり「TVに籍を置いている人」という感じがします。 それでも、西野さんや中田さんが芸人としての活躍の場をTV以外の場所に求め始めていたのと同時期に、淳さんもまた「TV”だけじゃない”活動」を実践されていたんだな。こういうのって世代の問題じゃないんだな。と思いました。 淳さん曰くこの本は、皆と違う意見を言ったり行動をしたりすると批判される息苦しい世の中で、比較的周囲の目を気にせずやりたい事をやって楽しく生きているというご自身の日常を通して「こんな風に考えればもっと楽に生きていけるんじゃないかな?」というヒントを提案できたらいいな…というものなのだそうです。 この本が出版された2017年では珍しい、異端の意見だったのかも知れませんが、2020年の今読むととてもうなづける内容です。今、若者に支持されているビジネスマン系カリスマの方々が言っているのと近い事が書いてある印象でした。 例えば、「個を大切にする」「”知識”より”知恵”が大事」「セルフプロデュースについて」「やりたい事をやろう」みたいな感じ…。私もここ数年その手の本やビジネス系YouTuberの動画を見てきたので内容を受け入れやすく、すんなり読めました。 淳さんの本の感想でこう何度もこのお二人の名前を出すのもなんですが、西野さんの「魔法のコンパス」や中田さんの「天才の証明」が面白かった人は、「わかるわかる~!」と思いながら読めるのではないでしょうか。 また、本書のカバー折り返し部分に「初の自分史」とある通り、生い立ちや仕事への姿勢、社会問題に対する考え方まで「田村 淳」という人物の内面がぎっしり詰まっているので、単純に淳さんについて知りたい人にもとても良い本だと思います。 なんだかもう少ししっかり本の内容の感想を書きたかったのですが、読み終わったのが結構前で忘れている部分も多く、取り急ぎの感想文なのでこれで終わりです、すみません。 また今度、もう少しちゃんと書き直します。
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