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時をとめた少女 ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2017/02/24 |
JAN | 9784150121150 |
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時をとめた少女
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時をとめた少女
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商品レビュー
3.5
11件のお客様レビュー
表題に魅かれて購入しましたが、当たり前ですが”時をかける〜”とは全く関係ありませんでした。表題作にするならやはり”真鍮の都”でしょう。9世紀のアラビアンナイトの時代、タイムマシンが実用化された22世紀、そして10万年後の地球を駆ける冒険とロマンスのファンタジーです。
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1950年後半から60年のヤングが上り調子だったころに書かれた短編が多い。 「たんぽぽ娘」も同じ時期。 「わが愛はひとつ」☆☆☆ 百年の人工冬眠から覚めた男が、自宅に向かいながら妻との思い出を思い返す。 悪くない内容だが、「たんぽぽ娘」と重なる部分があり、同じ話はいくつもい...
1950年後半から60年のヤングが上り調子だったころに書かれた短編が多い。 「たんぽぽ娘」も同じ時期。 「わが愛はひとつ」☆☆☆ 百年の人工冬眠から覚めた男が、自宅に向かいながら妻との思い出を思い返す。 悪くない内容だが、「たんぽぽ娘」と重なる部分があり、同じ話はいくつもいらないと感じた。 「妖精の棲む樹」☆☆☆☆ 山のように大きな巨木を伐採する仕事を請け負ったストロングは、そこで美しいドライアドに出会い、心を奪われる。 木を切れば彼女も死ぬこととなるが、自分が仕事を降りても代わりの者が仕事を遂行するだけだと理解しているストロングは、苦しみながら木を切っていく。 この短編は後に「The Last Yggdrasill」という長編に書き直され、ディズニーに版権を買われて映画化の話もあったとか。 ヤングらしいロマンチックさと、彼には珍しい「どうしようもなさ」がマッチしていた。 長編版は日本では翻訳されていないが読んでみたい。 「時をとめた少女」☆☆☆ ある日、ロジャーはとても好みの美女と出会い、互いに恋に落ちる。 ロジャーは次の日も別の魅力的な女性に出会うが、彼女は1日目の女性ほどではなかった。 ロジャーに恋をした二日目の女性は「あたしがくるのが一日おそかった」と嘆く。 ロマンチックともいえるが、少し都合がよすぎてギャグっぽくもある。 タイトルはいいけど名前負けしている感じがして、表題作にはややふさわしくない。 「花崗岩の女神」☆☆☆☆ 顔は台地、胸は一つの山というほどの大きさの女性の像に心を奪われた男の話。 彼は特に湖で表現された彼女の青い目に囚われており、それは実生活での女性の好みにまで影響し、何人かの青い目の女性に恋をした。 しかし、巨大な像の女性を忘れることができず、青い目を近くで目にしようと湖を目指す。 顔の台地についた時の衝撃は大きかった。 ロマンチックさを特別求めていない読者層には一番受けそう。 「真鍮の都」☆☆☆☆ 歴史上の偉人の精巧な人形を作るために偉人の誘拐を仕事にしているビリングズは、「千夜一夜物語」のシェヘラザードの誘拐に着手する。 しかしその途中でトラブルに見舞われ、ビリングズとシェヘラザードは魔人の世界に飛ばされてしまう。 「千夜一夜物語」についてまったく知らないと話に入り込めないかもしれない。 私は読む前に少し調べてから読んだ。 シェヘラザードの無邪気さがかわいかった。 本作は長編に書き直されていて、日本でも『宰相の二番目の娘』として読むことができる。 長編はあまり評判がよくないようだが、そちらも読んでみようと思う。 「赤い小さな学校」☆☆ 記憶を操作することによって教育を施す機関の話。 ヤングに求めているのはこういう作品ではない。 「約束の惑星」☆☆ 地球から新たな惑星への移住が実行されたが、主人公の船は目的地に辿りつくことができず、代わりの星を探してそこで生活することとなった。 主人公は神聖視されていたのか、ただの文化の違いによるすれ違いなのかわからなかった。
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7篇のSF短編集。 表題作なんかはわかりやすくて、タイムパラドックスものとしてそれなりに楽しめたけど、全体的に、ちょっといろいろよくわからない要素があって、イマイチ。 それは、たとえば、なにかの寓話の暗喩ではないかとか、古い神話をモチーフにしたパロディなのかな、とは何となく感じる...
7篇のSF短編集。 表題作なんかはわかりやすくて、タイムパラドックスものとしてそれなりに楽しめたけど、全体的に、ちょっといろいろよくわからない要素があって、イマイチ。 それは、たとえば、なにかの寓話の暗喩ではないかとか、古い神話をモチーフにしたパロディなのかな、とは何となく感じるんだけど、それが何なのかよくわからないので、結局そこで思考が止まってしまう。 多分、ジャックと豆の木? ガリバー旅行記? アラジンと魔法のランプ? なんかが元になっているのか? あれ? そう考えると結構面白いのかもしれない。
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