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花房観音(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2017/02/20
JAN 9784120049439

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商品レビュー

4

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2017/09/13

田舎町の閉鎖的な環境と東京の華々しい世界の対比が面白い。 なにより誰と誰が不倫している、とか過去の訳ありの探り合いとか、狭い田舎ならではの噂話で盛り上がっているのを覗き見しているのが、下世話だけれどこれまたニヤリとさせられることばかり。 そしてなによりも登場人物のキャラクターが一...

田舎町の閉鎖的な環境と東京の華々しい世界の対比が面白い。 なにより誰と誰が不倫している、とか過去の訳ありの探り合いとか、狭い田舎ならではの噂話で盛り上がっているのを覗き見しているのが、下世話だけれどこれまたニヤリとさせられることばかり。 そしてなによりも登場人物のキャラクターが一人ひとり皆よかった。 主人公の京子でさえ、地味でかすんでしまうくらい、キャラが立っていた。 くるみが会社で不満を爆発して喧嘩するシーンなんてスカッとしました。 作者には官能作家というイメージがあって、過去に短編集の中で読んだ一作が官能色強めでやや苦手だったのですが、こんな濃い作品を書かれるんだなと、他の作品も読んでみようと思います。

Posted by ブクログ

2017/06/26

芸大を出て映画監督の道を目指した京子は、男に騙され借金を父親に肩代わりしてもらい、日本海に臨む故郷の田舎町に帰ってくる。水産物加工工場で仕事を見つけ、そこで働く女たちと単純作業をこなす京子であったが・・・ 田舎町で繰り広げられる赤裸々な性や嫉妬渦巻くなか、女たちは逞しく生き抜いて...

芸大を出て映画監督の道を目指した京子は、男に騙され借金を父親に肩代わりしてもらい、日本海に臨む故郷の田舎町に帰ってくる。水産物加工工場で仕事を見つけ、そこで働く女たちと単純作業をこなす京子であったが・・・ 田舎町で繰り広げられる赤裸々な性や嫉妬渦巻くなか、女たちは逞しく生き抜いていく。作家としての将来性を感じさせる作品。

Posted by ブクログ

2017/05/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初出 2015年「Web小説中公」  日本海沿いの田舎町のかまぼこ工場「わたつみ」に勤める女たちはそれぞれに罪と苦悩を抱えている。  三〇代の4人。美津香は妊娠・高校中退で結婚し離婚したが、再婚した元夫と体の関係は続き妊娠している。東京の男と結婚したくるみは、夫の希望で田舎で自然志向のカフェを開いたが流行らず工場に働きに出た。セックスレスに悩み、美津香の元夫の再婚相手が自分の夫に接近することを嫌悪している。処女の千里は好意を感じていた男性社員が年上の同僚とW不倫していることを知って告発する。  そして主人公京子。東京で映画制作を目指していたが「罪」を背負って帰ってきたとされる。  他に四〇代の幸子は、夫の祖母の介護から解放されたがこの先3人の介護が待っていると絶望的になり、女として生きようと出会い系で行きずりの性を愉しんでいる。  後半で京子の東京での過去が明らかになり、読んでいて切なくなるのだが、「私の罪を償うのは、故郷にいて親が喜ぶ生き方をすることではなく、私が私の人生をもう一歩むことだ。」との決意にほっとする。

Posted by ブクログ

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