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1984年の歌謡曲 イースト新書080
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | イースト・プレス |
発売年月日 | 2017/02/01 |
JAN | 9784781650807 |
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1984年の歌謡曲
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商品レビュー
4.2
12件のお客様レビュー
この本の何に驚いたかって…出てくる曲、全部知っているってこと。そんなに音楽マニアじゃなかったのに。大概、こういう本って知らない曲とかいまいち記憶が曖昧な曲が出てくるとYouTubeで検索しながら読み進めるものですが、今回は全くお世話になりませんでした。いかにこの時代のヒットチャー...
この本の何に驚いたかって…出てくる曲、全部知っているってこと。そんなに音楽マニアじゃなかったのに。大概、こういう本って知らない曲とかいまいち記憶が曖昧な曲が出てくるとYouTubeで検索しながら読み進めるものですが、今回は全くお世話になりませんでした。いかにこの時代のヒットチャートが社会の空気になっていたか、を思い出しました。ページをめくりながら、マジで当時のシーンとか人の顔とかが蘇りました。恥ずかしながら一番多く登場するシチュエーションは車の中。その当時は自分の車を持っていなくて、遊びに行く時、誰かの車に乗せてもらうのですが、渋滞の中での邦楽トップ10番組とか、マニアぶらないヤツのカセットテープとか。この前の時代のように商店街やお店みたいな公共空間でガンガン流れるって感じじゃなくて、プライベートなんだけどパブリックって環境で触れた音楽な感じです。もちろんウォークマンに入れて一人で聴くのは洋楽のロックとかアンビエントとか自意識過剰系の極私的なカセット…恥ずかしい。あと思い出すのはCMだったりドラマの主題歌だったり。邦楽が洋楽に対してコンプレクスを持たなくなったのが歌謡曲の終わりであり、J -POPの始まりであり。でも著者はその中間地点に東京人のための東京の音楽と定義づけるシティ・ポップを挿入するのです。竹内まりやの「プラスティク・ラブ」は1984年の発売。それが世界で発見されたのが2017年、そう、まさにこの本が発売された年。この曲に対する言及はありませんが、概念の掴み方は今となっては、予言の書のように思えます。すげぇ。
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筒美京平追悼→近藤真彦→ 売野雅勇ときて、1980年代の歌謡曲をきちんと論じた本はないのだろうかと思い、こちらを手にとってみました。 1984年発売の48曲を分析、そこから見えてくる歌謡曲の転換点を論じる。 この年の売り上げ1位はわらべの『もしも明日が…。』「これほど...
筒美京平追悼→近藤真彦→ 売野雅勇ときて、1980年代の歌謡曲をきちんと論じた本はないのだろうかと思い、こちらを手にとってみました。 1984年発売の48曲を分析、そこから見えてくる歌謡曲の転換点を論じる。 この年の売り上げ1位はわらべの『もしも明日が…。』「これほどのヒット曲でありながら、今となっては、ヒットの理由にこれほど説明を要する曲も珍しい」。 安全地帯『ワインレッドの心』、大沢誉志幸『そして僕は途方に暮れる』、薬師丸ひろ子『Woman 〝Wの悲劇〟より』に見る「歌謡曲とニューミュージックの融合」。 『Rock’n Rouge』、『時間の国のアリス』、『ピンクのモーツァルト』、『ハートのイアリング』と失速しはじめた松田聖子から、『北ウイング』、『サザン・ウインド』、『十戒』、『飾りじゃないのよ涙は』と躍進する中森明菜へとゆるやかなバトンタッチ。 その間隙をぬってサブカル的位置を確立していく小泉今日子。 チェッカーズの登場。 「東京人による、東京を舞台とした、東京人のための音楽」=「シティ・ポップ」の誕生。 書かれていることは概ね同感で、わかりやすくよくまとめられているなあと思います。同じことを何度も言っているのがややうるさいのと、『ハートのイアリング』、『十戒』、岡田有希子『ファースト・デイト』の評価が低いのは個人的に納得がいかない。 (『ハートのイアリング』の作曲が佐野元春だったのは初めて知りました。そう思って聞いてみると『SOMEDAY』だね〜) チェッカーズ登場の年なので売野雅勇の活躍がすごい。本書では「コピーライター的言語感覚」とされていますが、『ブルージーンズメモリー』では「俺」「お前」だった人称が、『ケジメなさい』では「ぼく」「あなた」になっているあたり、言葉の選び方が本当にうまい。 1985年の曲ですが『夢絆』がいま聞くと名曲!「涙で割ったバーボン苦いね」「届かないのは心と同じさ」、「せめてものはなむけさ」売野さんの詞がほんとオシャレ。 「ポスト松本隆」、売野雅勇、康珍化、森雪之丞、三浦徳子が切磋琢磨する1984年(そして1985年におニャン子が登場、秋元康によるアイドルのパロディ化が進んでいく)。 それから編曲家大村雅朗のすごさ。『そして僕は途方に暮れる』、『My Revolution』が同じ人によるものだったとは(『JINGI・愛してもらいます』の間奏がめっちゃ好きなんですけど、これも小室というより大村雅朗の仕事なのか)。 『そして僕は途方に暮れる』作詞・銀色夏生、作曲・大沢誉志幸、編曲・大村雅朗という奇跡。カップヌードルのCM曲でしたが、校内放送で流れたとき、あのイントロとサビに衝撃を受けて、(そういうことに詳しそうな)クラスで一番かわいい女の子に「これなんていう曲?」と聞いたのを覚えています。 歌謡曲は時代を映すものなので、どうしてもそこにノスタルジーが混じってしまうのですが、80年代の職人たちの仕事はもっと評価されていいと思います。
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「そして僕は途方に暮れる」と「Woman」が名曲だというのは異論はない。チェッカーズはベタなバラード「星屑のステージ」が好きだった。
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