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知のスクランブル 文理的思考の挑戦 ちくま新書1239
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2017/02/01 |
JAN | 9784480069429 |
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I言葉と文化―人文学の思考(プロローグ / 紅野謙介;自分とは何か / 永井均;歴史を問う / 古川隆久;物語を読む・作る / 佐藤至子;映画に見る現代「中国」 / 三澤真美恵;越境する英語と英文学 / マイルズ・チルトン 著野呂有子訳;異文化に向きあう / 初見基) II交差と...
I言葉と文化―人文学の思考(プロローグ / 紅野謙介;自分とは何か / 永井均;歴史を問う / 古川隆久;物語を読む・作る / 佐藤至子;映画に見る現代「中国」 / 三澤真美恵;越境する英語と英文学 / マイルズ・チルトン 著野呂有子訳;異文化に向きあう / 初見基) II交差と共有―社会科学の思考(プロローグ / 岡隆;社会を「共有」する / 久保田裕之;悲しみをわかちあう / 金子絵里乃;教育の複雑さ・微妙さを伝えたい / 広田照幸;体育におけるコーチングの可能性 / 青山清英;心理学で「子育て」を支援する / 菊島勝也;砂糖の地理学 / 矢ケ﨑典隆) III世界を動かす力―理学の思考(プロローグ / 谷聖一;生きた地球を探る / 安井真也;数学は宇宙の謎を解くか / 市原一裕;巨大データが実現する人間の知 / 尾崎知伸;ウイスキーの物理学 / 十代健;生命をデザインする / 間瀬啓介;植物を化学する / 大﨑愛弓) 著者:紅野謙介(1956-、東京、日本文学)、永井均(1951-、哲学)、古川隆久(1962-、東京、日本史)、佐藤至子(1972-、千葉県、日本文学)、三澤真美恵(1964-、中国史)、マイルズ・チルトン(Chilton, Myles, 1964-、英文学)、初見基(1957-、ドイツ文学)、岡隆(1959-、社会心理学)、久保田裕之(1976-、社会学)、金子絵里乃(1977-、死生学)、広田照幸(1959-、広島県、教育社会学)、青山清英(1969-、コーチング学)、菊島勝也(1968-、臨床心理学)、矢ケ﨑典隆(1952-、地理学)、谷聖一(1963-、数学)、安井真也(1968-、地質学)、市原一裕(1972-、数学)、尾崎知伸(1973-、情報処理学)、十代健(1973-、物理化学)、間瀬啓介(1965-、遺伝学)、大﨑愛弓(1958-、化学)、加藤直人(東洋史) 訳者:野呂有子(1951-、イギリス文学)
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純粋に面白いが、雑学の寄せ集めとも言える。 (例) 6 異文化に向きあう 初見 基(ドイツ文学) --- 古代ローマから現代まで、ヨーロッパには記念碑が多い。凱旋門など。 それは、国土という空間とともに歴史という時間を共有することでアイデンティティーを持つための取り組みと言える...
純粋に面白いが、雑学の寄せ集めとも言える。 (例) 6 異文化に向きあう 初見 基(ドイツ文学) --- 古代ローマから現代まで、ヨーロッパには記念碑が多い。凱旋門など。 それは、国土という空間とともに歴史という時間を共有することでアイデンティティーを持つための取り組みと言える。「自分達」「個」「独自性」の主張。 一方で、戦後ドイツにはナチ時代の警告碑が多く作られている。 ナチは異なるものを排除し画一化を進め、それが災厄をもたらした。 自らも客観的・批判的に思考し他者への想像力を駆使する。そういう志操が60年代に広く浸透して行った。 現代ドイツでは移民難民の増加に伴う多文化社会を受け入れなければならない。 未知の対象をよりよく知ろうと努め、考え、想像することを怠らず、慣れ親しんだものを疑い自身をも批判的な姿勢で対象化する。 これが現在ありうる「異文化」とのかかわり方であり、ひいては「国際化」社会を生きる作法。 --- 1 自分とは何か 永井 均(哲学) 2 歴史を問う 古川隆久(史学) 3 物語を読む・作る 佐藤至子(国文学) 4 映画に見る現代「中国」 三澤真美恵(中国語中国文化学) 5 越境する英語と英文学 マイルズ・チルトン(英文学) 6 異文化に向きあう 初見 基(ドイツ文学) 7 社会を「共有」する 久保田裕之(社会学) 8 悲しみをわかちあう 金子絵里乃(社会福祉学) 9 教育の複雑さ・微妙さを伝えたい 広田照幸(教育学) 10 体育におけるコーチングの可能性 青山清英(体育学) 11 心理学で「子育て」を支援する 菊島勝也(心理学) 12 砂糖の地理学 矢ケ﨑典隆(地理学) 13 生きた地球を探る 安井真也(地球科学) 14 数学は宇宙の謎を解くか 市原一裕(数学) 15 巨大データが実現する人間の知 尾崎知伸(情報科学) 16 ウイスキーの物理学 十代 健(物理学) 17 生命をデザインする 間瀬啓介(生命科学) 18 植物を化学する 大﨑愛弓(化学)
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日大文理学部の教授らが、専門分野の紹介をしている。○○学とはどんな学問体系であるのかを、数ページで紹介しており、門外漢には中々興味深く読ませてもらっている。 しかし、同じコンセプトで書かれているとは必ずしもいえないため、書籍としての読み安さはあまりない。 また、副題の「文理的思考...
日大文理学部の教授らが、専門分野の紹介をしている。○○学とはどんな学問体系であるのかを、数ページで紹介しており、門外漢には中々興味深く読ませてもらっている。 しかし、同じコンセプトで書かれているとは必ずしもいえないため、書籍としての読み安さはあまりない。 また、副題の「文理的思考の挑戦」としての内容はなく、文理融合のメリットであるとか、必要性や実践を知りたい人にとっては期待外れの書物である。 また、各学問体系の紹介であればまだよいが、結局何を言いたいのかわからない書き方をしておいて、学問のことをよくわかっていないと批判している文章にはあきれた。 やはり有能な編集者が必要であろう
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