どんどん橋、落ちた 新装改訂版 講談社文庫

綾辻行人(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2017/02/15
• JAN: 9784062935517

商品レビュー

2024/12/28

綾辻作品に触れるのは3作目です。
十角館の殺人→水車館の殺人→どんどん橋

館シリーズからすると、外伝に位置する作品のようで、短編の謎解き(クイズ形式)になっています。

ネタバレ無しで率直な感想ですが、少し強引なトリックというか、真相が明らかになった時の驚き(いい意味での)や納得感が不足していました

とはいえ短編でさまざまなトリックに触れることができるところは面白いと思います。

これから綾辻さんの作品を読む方がおられましたら、十角館の殺人をおすすめします。

2024/09/22

あなたは違うんです（p.453）／「どんどん橋」と「ぼうぼう森」は（今の読者にとっては）ヒネリもなくびっくりするくらい簡単に解ける謎やろうから、全体を通したなんらかの引っ掛けがあるんかなあ？　と思った。U君は若い頃の「僕」なんやろうけど…／「フェラーリ」はともかくとして／「伊園家」は多くの日本人が知っているあの一家に似た一家に不幸が…。これは、正解するのは難しそう／ドラマ「意外な犯人」自体の「答え」は簡単やったんやけど……今の「僕」は昔目指した「僕」とはちゃうってことやろうか？　良し悪しというのではなく。

2024/09/10

十角館に次ぐ2作品目ということで、個人的に上がりまくったハードルを跳び越すどころか下を潜っていったような作品。バカにしてんのか！って思ったけど、騙されてしまったし、楽しめた。