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踊る猫 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2017/02/09 |
JAN | 9784334774295 |
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踊る猫
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商品レビュー
4.1
9件のお客様レビュー
江戸時代の俳人にして絵師の与謝蕪村が出会う不思議で人情味あふれる物語を集めた短編集。 それぞれ妖怪や怪異が絡む話だけど恐ろしさはなく、優しいもしくは切ない物語。 『雪』と『夜の鵺』は特に切なくてホロッときてしまう。 ほんのり暖かい気持ちになれる本。
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画家で俳人の与謝蕪村が見聞きした“奇譚”九話と、著者のデビュー作である独立短編一話が収録されています(計十話)。 「日本昔ばなし」が大好きだった私には、本書のような妖かしだったり、現世と異界との狭間が感じられる話はどれも好物なので素直に楽しめました。 中には第五話「雪」のような...
画家で俳人の与謝蕪村が見聞きした“奇譚”九話と、著者のデビュー作である独立短編一話が収録されています(計十話)。 「日本昔ばなし」が大好きだった私には、本書のような妖かしだったり、現世と異界との狭間が感じられる話はどれも好物なので素直に楽しめました。 中には第五話「雪」のような切ない話もありましたが、蕪村さんの柔らかで優しい物腰もあってか、全体的に温かな雰囲気です。 第七話「鳶と烏」には、妖怪は出てこないのですが、偏屈な遣り手婆の心を開いていく蕪村さんは、さながらカウンセラーのようで、爽やかな読後感のお話でした。 独立短編の第十話「梅と鶯」は、切ない幽霊の話なのですが、哀しい中にも優しさや美しさが感じられて、こちらも好きでした。 本書の続編「恋する狐」も一緒に借りたので、これから読むのが楽しみです。
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与謝蕪村を狂言回しに据えた9つの短編とデビュー作が収録されており、そのうち3回ほど泣かされました。たまにはスマホ弄りの手をちょいと休めて、江戸時代の幻想奇譚に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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