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私たちが姉妹だったころ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2017/01/28 |
JAN | 9784560095324 |
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私たちが姉妹だったころ
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商品レビュー
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あらすじを説明しようとするとすぐにネタバレしてしまいそうなお話しだが、 幼年期、とあるプロジェクトの実験台にされていた姉妹にまつわる、その後のお話しを描いている。 語り口がこれぞ海外小説、という感じのユーモア、皮肉、自虐の連発でそれを読んでいるだけでも結構楽しいが、 話のわりと早...
あらすじを説明しようとするとすぐにネタバレしてしまいそうなお話しだが、 幼年期、とあるプロジェクトの実験台にされていた姉妹にまつわる、その後のお話しを描いている。 語り口がこれぞ海外小説、という感じのユーモア、皮肉、自虐の連発でそれを読んでいるだけでも結構楽しいが、 話のわりと早い段階であっと驚く事実が明らかになり、そこがひとつのクライマックスのようになってしまい、途中でちょっと中だるみ。 これはフィクションだけど、このお話で扱われている「実験」については自分も見聞きしたことがあり、 「実験」により影響を受けた人たち(及び人じゃない生物その他)のことを考えるとシャレにならない重い気持ちになる。 シリアスなテーマだけにリサーチもしっかりされているようで、読み応えがある。 といってもユーモラスな一人称で書かれているので、暗いばかりでは決してない。
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この物語は家族、兄弟姉妹、友だちなどの絆をひとりの少女の半生の視点から描いています。モンキーガール、なんて言われたちょっと風変わりの彼女の視点は、ときにユニークに洒脱で飽きさせません。物語も、時間を行きつ戻りつした工夫を凝らした構成で安易に先を読ませてくれない楽しさがあります。 ...
この物語は家族、兄弟姉妹、友だちなどの絆をひとりの少女の半生の視点から描いています。モンキーガール、なんて言われたちょっと風変わりの彼女の視点は、ときにユニークに洒脱で飽きさせません。物語も、時間を行きつ戻りつした工夫を凝らした構成で安易に先を読ませてくれない楽しさがあります。 このお話の重要な要素のひとつが途中で明らかにされるので、ネタバレ無しだとそれに触れずに書きたいなと思ってこういう書き方をしましたが…、この重要な存在に対する、少女や家族たちの深い深い愛情のつながりが、たとえようもなく尊くてすばらしいものだと感じました。 少女の思考はときおりまだるっこしくてややっこしくて、心理学者の血をしっかり受け継いでいる感じもありますが、基本的にはとてもキュートで素敵です。長い長い葛藤を乗り越え、彼女が過去と向き合い、そして大切な存在と再会する場面が、とてもとても良かったです。 長くて、しかも翻訳物という敷居はあるけれど(そして重要な要素を明かしにくい)、読んでもらいたいなあと思えたお話でした。
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