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中国はなぜ「海洋大国」を目指すのか “新常態"時代の海洋戦略
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 富士山出版社 |
発売年月日 | 2016/12/01 |
JAN | 9784990901417 |
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中国はなぜ「海洋大国」を目指すのか
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中国に関する日本を含めた諸外国の著書は多数あるか、中国人執筆の和訳本は少ない。 本書では、中国人の視点から中国の海洋進出の考えが述べられているが、当然、中国が如何に自国に有利な権益を得られるかが中心に記されている。 日米欧を中心とした自由権国家の論調とは、相容れない部分が多...
中国に関する日本を含めた諸外国の著書は多数あるか、中国人執筆の和訳本は少ない。 本書では、中国人の視点から中国の海洋進出の考えが述べられているが、当然、中国が如何に自国に有利な権益を得られるかが中心に記されている。 日米欧を中心とした自由権国家の論調とは、相容れない部分が多数あるものの、中国の視点からすれば「なるほど」と頷ける部分も多数あった。(巻末付近の「2034年には五星紅玉を掲げる中国最新の漁船団が世界中の海で、世界の漁獲高の50%を締めているだろう。」の記述には鼻白み、「だから世界から嫌われるのでは」と思ったが···) ともあれ、中国人が考える一思考がわかり易い和訳と相まって、面白く読めました。
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7年も前に中国の学者が中国の海洋戦略についてこのような論述をしていたこと、それご5年前に日本語訳されていたことにまず感銘を受ける。中国人が日本のことをよく理解していないように思われるのと同様、日本人はあまり中国の国家政策の根拠になるものがなにかを理解していない。日本人に耳触りのい...
7年も前に中国の学者が中国の海洋戦略についてこのような論述をしていたこと、それご5年前に日本語訳されていたことにまず感銘を受ける。中国人が日本のことをよく理解していないように思われるのと同様、日本人はあまり中国の国家政策の根拠になるものがなにかを理解していない。日本人に耳触りのいいことだけ言うのではなく、このように中国の学者の書いたものを読めるのはありがたいし勉強になる。現代は二〇四九年的中国海上権力とあるとおり、建国から100年の記念の年に中国がどのような海洋強国になっているか、そこに至るための課題と克服への方策が述べられている。 尖閣諸島の問題はやはり国有化が無駄に刺激してしまい大きな影響を及ぼしていることがわかる。中国の視点から見る東シナ海・南シナ海は面白く、中国の一方的で強硬な現状変更という認識は一方的なのかも、事実を確認したい。 A2/ADや真珠の首飾りといった他国に名付けられた自国の戦略やロシアやインド、オーストラリアといった国をどのように認識しているかも書かれている。 走出去と呼ぶ対外進出が今後どのように進展していくか見もの。2049年に中国はどのような海洋大国になっているか、民主的で平和的なら心配することもないのだが…。
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