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かくして殺人へ 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2017/01/27 |
| JAN | 9784488118426 |
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かくして殺人へ
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
1939年の英国映画界を舞台にしたロマンティック・コメディ・スリラー。ドイツのポーランド侵攻や英国内の灯火管制開始(ともに1939/9/1)などの時代背景を織り込みながらも全体的にはライトなエンターテインメントとして仕上がっています。 ですが、自分としては重厚な作風が好みで、...
1939年の英国映画界を舞台にしたロマンティック・コメディ・スリラー。ドイツのポーランド侵攻や英国内の灯火管制開始(ともに1939/9/1)などの時代背景を織り込みながらも全体的にはライトなエンターテインメントとして仕上がっています。 ですが、自分としては重厚な作風が好みで、本作は少し肩すかしを食らった感があります。タイトルが中々いかめしいので⋯。ジョン・ディクスン・カー名義のほうが自分には合ってるのかな。 後書きによると、作者ディクスンは1938年頃にシナリオライターとして映画制作に関わり、そのときの経験を活かして本作を執筆したとのこと。なるほど、本作のエンディングが妙に当て擦りめいているのはそのせいですか。 文章については、正直読んでいて突っ掛かるところは多々ありました。英語圏のレトリックには慣れている自負はあるんですが、それでも登場人物たちの会話が噛み合っていないように見えたり、「全知の語り手」の独特の比喩や回りくどい表現が一読では理解出来なかったり⋯超遅読の自分にはそういうことが結構厳しいんです。 それでも10日で280頁を読ませた(これで速いほうなんですよ⋯)のですから、作者の筆力、構成力は素晴らしいと思いました。特に、『皇帝のかぎ煙草入れ』の感想でも言及しましたが、各章末の「引き」が上手い。 それに、このロマンティック・コメディ・スリラーという分野で、1930年代という時代設定で、英国映画界という舞台で⋯となると、やっばりあの巨匠を連想してしまいます。読んでる間、自分の中では全てのシーンが白黒映画でした。『三十九夜』や『バルカン超特急』のような。
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1940年発表のH・M卿シリーズ第10作。映画スタジオを舞台に、殺人へ向かう悲劇的なエピソードを、得意のロマンスと痛快なコメディで彩った秀作。一つ一つの事件のバリエーションの多彩さに加え、事件の醜悪さ、舞台(時代)設定の秀逸さ、トリックの巧妙さ、そして人を食ったオチに至るまで、カ...
1940年発表のH・M卿シリーズ第10作。映画スタジオを舞台に、殺人へ向かう悲劇的なエピソードを、得意のロマンスと痛快なコメディで彩った秀作。一つ一つの事件のバリエーションの多彩さに加え、事件の醜悪さ、舞台(時代)設定の秀逸さ、トリックの巧妙さ、そして人を食ったオチに至るまで、カーの本領が発揮されている。著者の他の作品に比べ派手さはないが、"派手"でないからこそ際立つカーの慧眼にただただ脱帽。
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2023/7/23読了 今回は、カーお得意の不可能犯罪は無く、突飛な業界人だらけの映画界に、第二次大戦という二重の狂気の舞台が、煙幕になったお話であった。
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