スタートアップ大国イスラエルの秘密 アップル、グーグルが欲しがるイノベーション力

加藤清司(著者)

• 販売会社／発売会社: 洋泉社
• 発売年月日: 2017/01/27
• JAN: 9784800311443

商品レビュー

2025/01/19

0歳以下からプログラミングの基礎教育が始まる。18歳までに世界でわたりあえるレベルの人材が誕生する。徴兵期間や徴兵後もソフトウェア開発やチームで働くことの重要性も学ぶ。

2024/06/09

スタートアップ大国イスラエルの秘密
著：加藤 清司

イスラエルの「イノベーション」の源泉は、スタートアップである。スタートアップとは、あるコア技術や、特定の付加価値をもとに急速な成長を狙うベンチャー企業のことである。イスラエルは、年間800社～1000社程度のスタートアップが設立される「スタートアップ大国」と呼ばれている。

なぜ、イスラエルにこれほど注目が集まっているのだろうか。
イスラエルは国全体が、シリコンバレー。Ｒ＆Ｄ国家のようなものである。

本書の構成は以下の8章から成る。
①イノベーション大国イスラエルのエコシステム
②ゼロからイチをつくるイスラエル起業家たち
③世界が注目するイスラエルのスタートアップ企業
④イスラエルで活動するグローバル企業
⑤イスラエルと連携をはじめた日系企業
⑥イスラエル企業とのビジネスのはじめ方
⑦イスラエルから世界へ
⑧日本が発明大国イスラエルの頭脳を活かす道

失われた30年の日本に対して、隆盛なイスラエルの違い。その違いは「イノベーション」にある。イノベーションを個で起こすだけに留まらず、国全体がイノベーションの土壌を作り、それを継続的に発生させ続ける仕組みを構築している。

国が統制することで、スタートアップ企業は起業からＩＰＯやＭ＆Ａ、そしてその先にある大企業としての成功等に対しても、起業側や資金提供側そして協業側の全てがお得で早いエコシステムが成立している。

国内に留まらず、異国との協業を垣根無く取り入れることで、その拡張性は留まることを知らない。

多くの国が、真似しようとしても難しく、日本も他国と同様にイスラエルの技術・システムを取り入れる協働することも模索している。

真似して同じ道はもちろん難しいが、共通するキーワードやその先にあるメソッドは今のそしてこれからの日本の再興のヒントになるのかも知れない。注目し、眺めるだけではなく、それを活用し自分たちのモノにするしたたかさも忘れてはいけない。

2017/11/06

人口あたりの起業家率が世界No1のイスラエル。シリコンバレーはビジネスモデルでイノベーションが起こしてるけど、イスラエルはテクノロジーでイノベーションを起こしてる。