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美は乱調にあり 伊藤野枝と大杉栄 岩波現代文庫 文芸284
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2017/01/17 |
JAN | 9784006022846 |
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
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当時の価値観からはみ出した斬新な生き方を行動で示した伊藤野枝。しかし、瀬戸内寂聴さんの描く野枝に親近感を覚えるのは、これまでに読んだ野枝関係の本に比べて、野枝が美化されていないからだろうか。 野枝の自己中な生き方、恋愛相手に対する露骨な媚態の描写から、野枝嫌いになるかもしれないが、そういう描写があるからこそ、親近感が生じてくる。 大杉栄の「フリーラブ」は、たぶん多くの読者は共感できないのではないだろうか。そういう意味では大杉栄も特別な人間として持ち上げられていない。(政治的思想と出版活動には一目置くとして)ただ、大きな瞳と優しさをもつ大杉に、性的魅力を感じる女性は多かったのだろう。 平塚らいてうと奥村博史の恋愛も、どこか現代のわれわれにも通じるところがあり、らいてうが「ふつうの女」に見えてしまう。我々と同じように恋に走ってしまうような人が、歴史に名を残すような行動を取るというところが興味深いのだが。 奥村博史の魅力や生い立も詳しく、この点は新鮮だった。 こうして読後感を言葉にすると、「みんな、そこらへんにいそうな人たち」というこになってしまうが、つまり瀬戸内寂聴さんは、人間の普遍的な側面(とくに恋愛をしたときに、人はどうなるのか)を描くのが徹底的に上手いのだと思う。 本書の続編『諧調は偽りなり』上巻を読み始めましたが、これがまた面白いです!!!
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先日NHKの「風よあらしよ」を見て原作も読んでいたので、そのダイジェスト版の様な作りにガッカリした、そこで元祖野枝の物語とでも言うべき本書を読まざるを得ない。村山由佳の作は野枝主観の作品であったが、本作は野枝の周辺から描いた野枝の風景とも言うべき作品でノンフィクション風でもあった、それと辻潤が意外といい男に描かれており驚いた。しかし本書では神近市子の刃傷沙汰で終わっており、野枝と大杉栄の最後は描かれていない「諧調は偽りなり」を読めと言う事らしい、しかし甘粕大尉の話は気分が悪くなるので嫌なのだが。
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伊藤野枝の前半生(28才で夭逝するのでそもそも短いのですが)、辻潤との結婚生活から日陰茶屋事件までを一気に描いています。 再婚した大杉と、憲兵に捕まり虐殺された経緯から、バリバリの社会活動家、というイメージが着くかもしれませんが、瀬戸内さんの丁寧な描写と確かな調査で、そのような印...
伊藤野枝の前半生(28才で夭逝するのでそもそも短いのですが)、辻潤との結婚生活から日陰茶屋事件までを一気に描いています。 再婚した大杉と、憲兵に捕まり虐殺された経緯から、バリバリの社会活動家、というイメージが着くかもしれませんが、瀬戸内さんの丁寧な描写と確かな調査で、そのような印象は受けなかった。
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