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京女の嘘 京都しあわせ倶楽部
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京女の嘘 京都しあわせ倶楽部

井上章一【著】

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京女の嘘 京都しあわせ倶楽部

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2017/01/20
JAN 9784569834757

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京女の嘘

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商品レビュー

3.7

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2017/03/04

 最近では、「京都ぎらい」(朝日新書)で話題になった日本文がについて幅広い観点から研究している著者の最新書。  とは言っても京女はあくまでも一例にすぎず、主に美人について論じている。「私見によれば、美人はよく噓をつく。とりわけ、当人自身の美貌をめぐる会話では、いろいろ言葉...

 最近では、「京都ぎらい」(朝日新書)で話題になった日本文がについて幅広い観点から研究している著者の最新書。  とは言っても京女はあくまでも一例にすぎず、主に美人について論じている。「私見によれば、美人はよく噓をつく。とりわけ、当人自身の美貌をめぐる会話では、いろいろ言葉をつくろいやすい」と言うように、美人に切り込んでいくのが今回のテーマだ。  京女の話す「かんにん」は、男どもを勘違いさせる強力な武器になりうるそうだ。その一方で関西の男子が「好きや」と言っても東京の女子には通じないことがあると書かれている。威力のすごさを知っているからなのか、首都圏の会社で働く京都出身若いOLは、京都弁を使わないという話を聞かされたとある。女の血糖値並にドロドロした世界に巻き込まれないための生活の知恵かな。    「美人」と「美女」について違いはなると言えばあるが、どちらも「顔の善し悪しで決められる」とある。いくら「性格」、「健康」なんて付けたところでおまけ程度でしかない悲しい現実が横たわっている。    テレビの女性アナウンサーで、ミス何とかと言うコンテスト受賞者が多い。昔の所司代性が見たら驚くことだろう。何しろ、昔は、「高学歴女性は不美人」と言われていた時代があったのだから。明治から大正初期の女子教育界において、女生徒のことを「卒業面」と呼んでいた。その心は、途中で嫁に選ばれて退学することなくス卒業するという、不器量な娘と言うマイナスの意味を含んでいた。今では考えられないことなので驚いた。

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2017/02/18

ブクログさんのキャンペーンで、当選し昨日届いた本。前作『京都ぎらい』で多少の肩すかしを喰らったのと、本書の帯の「井上センセ、またも京都人を敵にまわす⁉」の惹句が気にかかりましたが、井上節健在でしたね。さすがです。 内容は、『美人論』を継承するかたちであり、言葉や風習、習慣が始まっ...

ブクログさんのキャンペーンで、当選し昨日届いた本。前作『京都ぎらい』で多少の肩すかしを喰らったのと、本書の帯の「井上センセ、またも京都人を敵にまわす⁉」の惹句が気にかかりましたが、井上節健在でしたね。さすがです。 内容は、『美人論』を継承するかたちであり、言葉や風習、習慣が始まったかを的確な文献からとりだした言説史ですね。 社会通念として捉えられていることを見直し、卑近として見過ごされている(わざと見ないふりも)事柄を題材を料理していく手順は、感心するばかりですね。 素晴らしい古典が沢山あるなか、新たな書籍をだすのには、著者のような違った角度からの視点が必要だと思います。 自分の見解と文献や通説を気取らない言葉で、文章化するように早くなりたいものです。

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2017/01/17

帯に「ベストセラー『京都ぎらい』の著者待望の新刊!」「井上センセ、またも京都人を敵にまわす」とあるので、京都の女性に対する世評への揶揄とか知られざる事実の本だと思うだろう。実際、第1章の前半はそういう話でないこともない。しかし、本書は著者独特の美人論の本である。そのことは、まえが...

帯に「ベストセラー『京都ぎらい』の著者待望の新刊!」「井上センセ、またも京都人を敵にまわす」とあるので、京都の女性に対する世評への揶揄とか知られざる事実の本だと思うだろう。実際、第1章の前半はそういう話でないこともない。しかし、本書は著者独特の美人論の本である。そのことは、まえがきにも書かれており、著者自ら「『京女の嘘』という表題には、やや無理もあるが」と認めている。客観的に見ると「やや無理もある」どころではない。京都に本部を置くPHPが「京都しあわせ倶楽部」というシリーズ本を設けた中の一冊ということで、無理を承知でタイトルをつけ、このシリーズに入れたのではないかと思うが、いささか誠実さを欠くのではないだろうか。 それはさておき、内容自体は、若干軽すぎる感もあるものの、まずまず面白かった。著者の国内外における様々な経験や経験が生かされた愉快なエッセイという心積もりで読めば十分楽しめる。中でも、元ミス日本との対話や、イタリアと日本の美人コンテストの違いなどは、普段お目にかかる機会がないこともあり、愉快ですらあった。 というわけで、タイトルに惑わされずに読むべきという珍しい一冊だった。

Posted by ブクログ